月刊バスケットボール8月号

大学

2021.05.08

【関東大学女子選手権大会】延長戦を制した東京医療保健大と1点差で振り切った筑波大が決勝へ

 準決勝2試合(東京医療保健大×白鷗大、筑波大×早稲田大)と、準々決勝で敗退した4チームによる5~8位決定戦が行われた本日の関東大学女子選手権大会。

 

 昨年のインカレ決勝と同カードとなった東京医療保健大×白鷗大の準決勝は、東京医療保健大が#77岡本美優や#18池松美波の3P、#12木村亜美のドライブ、#8ジョシュア ンフォノボテミトペのリング下などで加点すれば、白鷗大は#7鈴置彩夏のジャンパーやドライブ、#17大村早和や#15三浦舞華の3P、#20オコンクウォ スーザン アマカのポストプレーなどで対抗。


3本の3Pを決めた東京医療保健大#77岡本


2本の3Pを沈めた白鷗大#17大村

 

 試合は、序盤から一進一退の展開となり、どちらも主導権を奪えないまま4Q残り4分23秒で64‐64の同点という大接戦に。ここから東京医療保健大が残り53.5秒で70‐68と2点差を付けるが、白鷗大・鈴置が残り16.7秒でドライブを決め試合は5分間の延長戦へ。

 

白鷗大#7鈴置はチームハイの25得点をマーク

 

 その延長戦でリードを奪ったのは東京医療保健大。木村のジャンパー、#25伊森可琳の技ありリング下、#1古木梨子のバンクショットなどで残り1分6秒で76-72とリードすると、最後は木村がダメ押しの3Pを決めるなどし81‐74で白鷗大を振り切った。

 

頼もしい活躍を見せた東京医療保健大#12木村

 

 続いて行われた筑波大×早稲田大の試合は、#13田中万衣羽の2本の3Pなどで波に乗った筑波大が前半を31‐23とリードして折り返すが、後半は早稲田大が猛追。#32江頭璃梨のドライブ、#18桂蘭の確実な2P、#23江村優有の3Pなどで4Q残り7分9秒に51‐45と逆転に成功する。

 

連続3Pでチームを勢いづけた筑波大#13田中

 

思い切りのいいアタックを見せた早稲田#32江頭

 

1年生ながらすでに戦力として機能している#23江村


早稲田がそのまま逃げ切りそうな勢いだったが、筑波大は田中、#9荻田美の3Pなどで52‐52と追い付いてみせる(残り4分31秒)。その後は抜きつ抜かれつの展開となり、残り40秒で58‐58となったところから筑波大の#32佐藤由佳が鋭いドライブを決め一歩リード。対する早稲田は残り14秒で#11神山夢来が2本のフリースローを得たが1本しか決められず。筑波大が1点差で決勝へ駒を進めた。

 

決勝点を決めた筑波大#32佐藤はチームハイの17得点

 

●試合結果


<準決勝>
東京医療保健大81‐74白鷗大
筑波大60-59早稲田大


<5~8位決定戦>
松蔭大69‐47順天堂大
日本体大75‐47立教大

 

写真・取材・文/高木希武(月刊バスケットボール)



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