月刊バスケットボール8月号

車いすバスケ天皇杯、宮城MAXが圧倒的な試合運びで11連覇達成

 5月12日(日)、武蔵野の森総合スポーツプラザにて天皇杯第47回日本車いすバスケットボール選手権大会の決勝が行われた。前人未踏の10連覇中の宮城MAXと4年ぶりのファイナル進出で初優勝を狙う埼玉ライオンズの顔合わせ。王者・宮城は開始早々からエース藤本が2Pシュート、3 Pシュートを立て続けに決めてペースをつかむ。一方の埼玉は久しぶりの決勝とあって、硬さも目立ち、なかなか自分たちのプレーができない。持ち味のディフェンスが機能しないことで、オフェンスにも影響が出た埼玉。そこを宮城は見逃さずに、得点を積み重ね37-14と宮城が大きくリードを開いて前半を終了。

 後半に入っても宮城の猛攻は続き、藤本、土子が3Pシュートを決めるなど、主導権を完全に掌握。埼玉もいい形からシュートを決めるようになったものの、宮城はそれ以上の確率でシュートを決め続け、点差は詰まらない。その後も宮城は最後まで崩れることなく、71-35と大差で勝利を手にした。平成から続く記録を令和にもつなぎ11連覇を達成した。大会MVPには宮城MAXの藤本怜央が選出された。

 

 

<5月13日試合結果>

5位決定戦 NO EXCUSE 53-52 伊丹スーパーフェニックス

3位決定戦 ワールドBBC 54-45 パラ神奈川

決勝戦 宮城MAX 71-35 埼玉ライオンズ

 

大会公式サイト

https://www.jwbf.gr.jp/game/championship_man/47th/

 

(月刊バスケットボール)



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