月刊バスケットボール5月号

日本代表 篠山&高田が中高生にエール

 5月23日、日本バスケットボール協会(JBA)は、“With Basketball ~バスケで日本を元気に~“を掲げた特別番組「男女一丸バスケを語ろう」としてワールドカップ日本代表でそれぞれ主将を務めた篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)と高田真希(デンソー・アイリス)によるオンライン対談をYouTubeにて配信した。


出だしから高田が篠山のフェイスタオルをお面にして登場するなど、終始和気あいあいとした雰囲気で進行しつつ、世界の舞台で戦った経験などについて、熱く語り合い、これをきっかけに、男女日本代表が協力してバスケットボールを盛り上げていきたいと、それぞれが口にした。

 

 

 配信後のオンライン会見で、全国大会の中止で目標をなくしてしまった高校生や中学生たちについてアドバイスを求めると「とてもつらい経験ですが、何か月、何年かたって、この混乱があったからこそ今の自分があるといえるように、良い方向に持っていけるかどうかが、その人の力の見せどころだと思います。次に向かって歩き出してほしい」と篠山。高田は「今だけを見てしまうと悔しいと思いますが、この経験を生かしていけるのも、今の世代の選手たちだけです。次に生かせるように、ステップを踏み出してほしい」とエール。

 

 一方、自身のオリンピック延期の影響については「若い選手が多いので、いろいろな経験値を高めていける。成長の一年にしたい」と篠山、一方の高田は「女子は緻密なバスケットスタイル。準備期間が延びたので、練習を積み重ねて、コミュニケーション、連携を高めて、洗練していくことができる」と共に前向きに捉え、「今まで以上にいろいろなバスケットの映像を見ている」(高田)、「ケガのケアを含め、自分の体と向き合っている」(篠山)と、今だからこそできることを考え、本格始動に向けて準備していることを語った。

 

(月刊バスケットボール)



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