月刊バスケットボール8月号

NBA

2019.10.11

【NBA JAPAN GAMES 第2戦】ウエストブルックが調子を上げ、ロケッツが勝利

 10月10日、ヒューストン・ロケッツとトロント・ラプターズによるNBA JAPAN GAME第2戦がさいたまスーパーアリーナで開催された。この日も序盤を支配したのはロケッツのジェームズ・ハーデン。ドライブからのフローターや3Pシュート、スティール、アシストとロケッツのオフェンスをけん引し、30-23とリードを奪った。

 

 しかし、2Qに入るとラプターズが反撃。ノーマン・パウエルがこのクォーターに3Pシュートを3本沈めるなど主導権を握り、63-55とリードして後半を迎えた。追い上げを図るロケッツに勢いを与えたのはラッセル・ウエストブルック。第1戦は「リズムに乗れなかった」と語っており、この試合も前半は目立った活躍を見せていなかったが、後半に入るとスイッチが入り、3Pシュート、ドライブと存在感を発揮。

 

(2戦目にはガソル/中央 も出場)

 

 一方のラプターズはパスカル・シアカム、フレッド・バンブリート、サージ・イバカら、昨シーズンのチャンピオンメンバーがしっかりと働きリードを守ったまま最終Qに。どちらのチームも若手選手を多く起用したクォーターのなか、ウエストブルックが躍動したロケッツが逆転すると、それにジェラルド・グリーンが豪快にリバウンドダンクを決めるなど続き、クリス・クレモンズも3Pシュートを立て続けに沈めてゲームの流れを掌握。追いすがるラプターズを振り切り118-111で勝利を飾り、ジャパンゲームでの対戦成績を1勝1敗とした。

 

(試合序盤にロケッツの攻撃を支えたゴードン)

 

 試合後ラプターズのサージ・イバカはオクラホマシティ・サンダー時代のチームメイトであるハーデン、ウエストブルックと対戦したことについて「彼らと一緒にプレーしていたことを思い出す。タボ・セフォローシャもいたしね。みんなハッピーにバスケットをしているように見えたよ」とコメント。またハーデンとともに22得点を挙げたウエストブルックは「自分自身はまだまだ試行錯誤している段階だけど、正しい方向に向かっていると思う。開幕までにはしっかりと準備をと整えていく。日本は好きだし、食べ物もおいしい。チームメイトたちも楽しんでいたよ」とイベントを振り返った。

 

Photo by Yasutaka Ishizuka

(月刊バスケットボール)



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