月刊バスケットボール5月号

大学

2017.11.25

J SPORTS PRESENTS/PLAY BACK『2015年ウインターカップ決勝』②

三上侑希×杉本天昇   みかみ・ゆうき/中央大学2年/184cm/明成高校出身 すぎもと・てんしょう/日本大学1年/185cm/土浦日本大高校出身  

    「2年生のときの優勝は『やった!うれしい』でしたが、3年生のときは『本当に勝てて良かった』という感じでした」(三上) 「決勝戦は人が多過ぎて緊張してしまい、あまり点が取れませんでした」(杉本)   今から2年前の2015年ウインターカップ。男子決勝戦まで駒を進めてきたのは明成(宮城)と土浦日大(茨城)で、試合のほうは大黒柱・八村塁が34得点・19リバウンドと活躍した明成が78‐73で勝利。当時、八村のチームメイトだった三上(当時3年生)も、要所で3Pシュートを沈め優勝に貢献した。一方、2年生エースとして土浦日本大の得点を担ったのが杉本。2人は学年が一つ違うが、U18日本代表では同じチーム。そんな2人に、ウインターカップで対戦したときのこと、後輩へのメッセージなどを語ってもらった。     (① https://goo.gl/cF4jKQ からつづく)   ――その決勝戦は、前半を終えて34‐31と土浦日本大がリードしました。   三上 それでも、焦りはなかったですね。確かに塁の1対1が多く、僕や富樫(洋介)、足立(翔)がそこまで点が取れていなくて、流れ的には悪くはないのですが重い感じでした。でも、前年、優勝していて経験があったことと、練習のときからそうしたシチュエーションをイメージしていたので、「焦らずいこう」という感じで後半に入りました。   杉本 僕は、試合が始まった当初は、人が多過ぎて緊張してしまい、あまり点が取れませんでした。でもチームとしてはいい流れだったと思います。結局、この試合、僕自身のシュートは調子が戻らず、『シュートが入っている松脇(圭志)さんに回そう』と思っていました。   ――その後、土浦日本大の3点リードのまま4Qに入ると、納見(悠仁)選手の活躍で明成が一気に逆転。残り5分で9点リードとなりました。   三上 納見が入り始めましたね。納見自身、ウインターカップ決勝まではそれほど良くなく苦労していた部分があったので、それまでの苦労を吹き払うかのようなプレーでした。また富樫の3Pシュートがいいところで入ったのもチームを活気付けたと思います。僕自身は、そこまで調子がいいというわけではなかったのですが、チームの流れに乗って、“ディフェンスをしっかり”という感じでした。   杉本 あのときは、本当に納見さんが入りだして、納見さんを止めようと思ったらパスを回されて、富樫さんに3Pシュートを入れられて。納見さんが決めてくるのは予想していたのですが、富樫さんに決められた3Pシュートは本当に痛かったです。   ――結局、試合は明成が78‐73で勝利し、ウインターカップ3連覇を達成しました。   三上 自分が2年生のときの優勝は『やった! 2年生で勝ててうれしい』みたいな感じでしたが、3年生のときは、安心というかホッとした、というのが大きかったです。『本当に勝てて良かった』という感じでした。   杉本 自分の力不足で負けたということもあり、ウインターカップのあとは監督やチームメイトと「イチからやり直そう」と話しました。翌年のウインターカップは、準々決勝で北陸学院に負けましたが、自分の力を全部出し切ったので悔いはなかったです。 (③ https://goo.gl/VjUMus へつづく)   (月刊バスケットボール)    

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