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2020/04/17

NBAの取材現場の様子とは?【ブログ】 NBA Shooting Report Vol.3

 

【NBA Shooting Report by フォトグラファー石塚康隆 Vol.3】

 

 昨シーズンのNBAでの撮影取材を振り返るNBA Shooting Report。トラブルもなんとか乗り越えてアメリカに到着した石塚康隆。(Vol.2はこちら) さっそく取材を開始します。NBAの取材はどのような現場なのでしょうか。

 

2019年3月20日

 

【渡邊選手の登場】

 

 テネシー州のメンフィスに到着して最初の撮影は、19時からNBA ヒューストン・ロケッツ対メンフィス・グリズリーズの試合です。メディア受付が3時間前からなので16時頃に試合会場のフェデックスフォーラムへ向かいます。

 

 以前にも撮影で来たことがありましたが、久しぶりに撮影する会場なので、会場内の撮影エリアの確認やカメラを準備するため早めに会場に入ります。

 

 NBAのメディア受付では、まず金属探知機などで持ち物をチェックされます。日本の会場では持ち物をチェックされることがほぼないので、セキュリティの徹底ぶりには驚きます。その後はメディアパスを受け取り、撮影エリアを確認するためプレスルームへ。

 

この試合のメディアパスです。会場によって様々なデザインになっています

 

 日本ではメディアの受付時間前から並び、撮影エリアの場所取りをすることが多いのですが、NBAでは各自の撮影エリアがすでに決められており、紙に貼り出されます。ゴール下などフロアでの撮影は、テレビカメラも含めチームのオフィシャルカメラマンや地元紙などで埋まることが多いため、なかなかフロアレベルでの撮影はできません。この日も、割り当てられた撮影場所は会場の中段(テレビで試合を見る角度ぐらい)でした。

 

 場所を確認して試合開始まで待っていると、ロッカールームから出てきた選手たちがコートへ向け走りだす姿が、コート上のビジョンに映し出されます。

 

 その中には渡邊雄太選手の姿もありました。

 

 ベンチ入りはしないかもしれないという情報もあったので、ホッとします。そしていよいよ撮影できると思うと気持ちも高まってきます。

 

 早く試合を撮りたいところですが、選手がアップをしているところから撮影を始めます。バスの誌面では試合中の写真が最も必要になりますが、試合に出ない場合のことも考えて練習中から各チームの選手たちを撮影していきます。現在の状況だと渡邊選手は途中出場が多いため、この時間帯から狙っていきます。あとは出場してくれることを祈りつつ試合開始を待ちました。

 

【いよいよNBA取材をスタート】

 

 まずはロケッツ側から撮影開始。NBAでもトップクラスの実力を持つジェームズ・ハーデン選手を中心に撮影していきます。ハーデン選手を最初に撮影したのがサンダーのシックススマンとして活躍していた頃で、あの独特なリズムのプレーに衝撃を受けたのを今でも覚えています。

 

彼の独特なリズムのプレーを初めて見た時は衝撃的だった

 

 続いてグリズリーズの選手とベンチにいる渡邊選手にもカメラを向けます。試合状況を真剣に見つめる姿やベンチで喜んでいる場面など、試合に出ていなくても様々な表情を撮影することはできます。出場を期待しながら撮影を続けていましたが、試合は接戦となり残念ながら渡邊選手は出場しませんでした。

 

ベンチから声をかける渡邊選手

 

 試合後はヘッドコーチの会見があり、グリズリーズのロッカールームで選手に話が聞けます。ロッカールームのドアにはセキュリティのため鍵が掛かっています。メディアの人たちが集まってから皆で入ると、各選手が着替えていたり、リラックスしたりしています。渡邊選手も自分のロッカーで少しリラックスした感じで座っています。

 

 普段は編集部員やライターの方と行動をしているため撮影に専念できるのですが、今回は1人で取材しているので試合後の話も自分で聞く必要がありました。いざ話を聞くとなると撮影するときより緊張してしまいましたが、渡邉選手は丁寧に試合後の話をしてくれました。

 

 プレーしている写真が撮れなかったことは残念でしたが、「激しい試合展開の中で出場はできなかったが、常に自分が出るかもしれないと緊張感を持ちながらベンチに座れていたのはいい経験だった」と前向きな話が聞けて、コート上で戦う姿を早く撮影したい気持ちが高まったのでした。

 

(Vol.4へ続く)


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