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2021/01/19

ジョージ・フロイド氏の遺族に住居を購入 - カイリー・アービングの「無断欠勤」の陰に美談

 

 アメリカ現地時間1月5日の対ユタ・ジャズ戦から所属のブルックリン・ネッツでの試合に出場していないカイリー・アービング。その行動は「無断欠勤」とか「敵前逃亡」と言ったネガティブな意味合いのAWOL(エイウォール、Absent WithOut Leaveの略)という言葉でも表現されているが、一方で昨年アメリカにおける社会的不正に対する抗議運動の発端になった事件の犠牲者、ジョージ・フロイド氏の遺族に住居購入の支援をしたことが判明し、美談の中心人物としても話題となっている。
 フロイド氏は昨年5月にミネアポリスで警察官に殺害された犠牲者で、かつてサンアントニオ・スパーズほかで活躍したNBAレジェンドのスティーブン・ジャクソンの親友だった。アービングがフロイド氏の遺族にこのような支援を行っていたことは、ジャクソンがイータン・トーマス(元ワシントンウィザーズ他)がホストを務めるポッドキャストで明かしたもの。
 アービングはかねてより社会的正義や秩序の維持にかかわる活動に熱心で、今回のAWOLを年明けにドナルド・トランプ第45代米大統領支持者を中心とした群衆がワシントンD.C.の米連邦議会を占拠した出来事と関連づける報道もある。ただ、チームを離れた理由は今のところ明確になっていない(最初の5試合に関しては「個人的な理由」とされている)。また、欠場中のアービングが家族とのパーティーにマスクをつけずに参加していたことなどから、NBAはコロナ関連の健康安全プロトコル違反でアービングに罰金を科している。
 現地18日の対ミルウォーキー・バックス戦までを含め、欠場は連続7試合となった。今シーズンはここまで7試合に出場して27.1得点、5.3リバウンド、6.1アシストのアベレージ。ジェームス・ハーデンも移籍後のデビューを果たした現状、ファンとしては一日も早くアービングがコートに戻ることを期待しているだろう。

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)

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