月刊バスケットボール5月号

大学

2021.12.07

東京医療保健大、筑波大、白鷗大が3桁得点の快勝発進 - インカレ第1日女子ダイジェスト(12月6日分)

 第73回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ2021)女子が12月6日に開幕し、大田区総合体育館(東京都大田区)で1回戦8試合が行われた。


初日は大会5連覇を目指す東京医療保健大(関東1位)が北翔大(北海道2位)と対戦し、125-56で勝利。北翔大は目黒歩子(3年、湯沢翔北高卒)と伊藤美和子(1年、湯沢北卒)の2人が10得点を奪ったが、ディフェンディング・チャンピオンたる東京医療保健大の壁はあまりにも高かった。


筑波大(関東5位)は松山大(四国1位)を相手に第2Qを無得点に封じ、最終的には4つのクォーターすべてで失点を一桁に抑える厳しいディフェンスで、110-23の大勝。松山大は谷岡安純(4年、聖カタリナ学園高卒)が一人で11得点と奮闘した。しかし筑波大はベンチ入りした15人全員得点の猛攻で、伝統校の貫録を見せつけた。関東勢では白鷗大(関東2位)も102点を奪う圧勝で2回戦に駒を進めている。


女子初日の8試合で最も得点を稼いだのは、白鷗大のセンター、オコンクウォ スーザン アマカ(1年、桜花学園高)で29得点。オコンクウォはリバウンドも16本つかむダブルダブルの活躍で、チームの勝利に貢献した。3Pショットを最も多く決めたのは岡村優美(名古屋学院大4年、鹿児島女子高)と堀 ゆず妃(札幌学院大4年、岩見沢緑陵高卒)で4本。堀は6本中4本成功の66.7%という高確率だった。


最強リバウンダーは日本経済大のニアン ンディ クンバ(4年、一関学院高)で、190cmの長身も生かし22本を記録した。ニアンはリバウンドの項目だけでもオフェンス10本、ディフェンス12本の“ダブルダブル”だった。最多アシストを記録したのは古木梨子(東京医療保健大2年)で、自ら10得点を奪いながら5本のアシストを記録した。


きわどく逆転勝利を手にした桐蔭横浜大の1年生フォワード、須田理恵(東京成徳大高卒)は6スティールと“クイックハンド”ぶりを発揮。須田はチームハイの17得点にリバウンドも7本と、攻守両面でバランスよくチームに貢献した。最多ブロックショットは山梨学院大の3年生ガード、杉山夏穂(新潟清心女子高卒)で、14分31秒と比較的短い出場時間に3ブロックを記録している。

 

☆12月6日試合結果


山梨学院大学(関東8位)92-57札幌学院大学(北海道1位)
山梨学院大学 92(15 26 24 27)
札幌学院大学 57(16 07 17 17)


松蔭大学(関東10位)81-54環太平洋大学(中国1位)
松蔭大学 81(26 22 20 13)
環太平洋大学 54(13 05 13 23)


順天堂大学(関東12位)55-77日本経済大学(九州1位)
順天堂大学 55(10 11 23 11)
日本経済大学 77(20 20 17 20)


北陸大学(北信越1位)60-65桐蔭横浜大学(関東9位)
北陸大学 60(20 24 09 07)
桐蔭横浜大学 65(06 20 23 16)


東海大学九州(九州3位)60-86日本体育大学(関東6位)
東海大学九州 60(15 19 14 12)
日本体育大学 86(20 18 21 27)


筑波大学(関東5位)110-23松山大学(四国1位)
筑波大学 110(30 21 21 38)
松山大学 23(09 00 07 07)


東京医療保健大学(関東1位)125-56北翔大学(北海道2位)
東京医療保健大学 125(36 37 25 27)
北翔大学 56(16 15 15 10)


名古屋学院大学(東海2位)51-102白鷗大学(関東2位)
名古屋学院大学 51(16 12 06 17)
白鷗大学 102(24 31 28 19)


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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