技術&戦術

2019.07.09

【動画あり/短期連載】田中力が所属するIMGアカデミーのコーチにインタビュー①(ブライアン・ナッシュ氏)

 6月上旬、足利市(栃木)を皮切りに全国でIMGアカデミークリニックが開催され、アンダーカテゴリーのプレーヤーたちに本場の練習を指導した。IMGアカデミーはアメリカ・フロリダ州に本拠地を置くアカデミーで、有名なのはテニスの錦織圭が出身。バスケットボールでは田中力が日々切磋琢磨している。

 

 月バス.COMでは、来日したIMGアカデミーのブライアン・ナッシュコーチにインタビューし、IMGアカデミーのことやほかとの違い、アンダーカテゴリーの指導についてインタビューした(全3回)。

 

 

――IMGアカデミーの活動などを教えてください。

「IMGは全寮制の学校で、現在は約1,200人の生徒が在籍しています。バスケットボールは、15チームの中に男子、女子のチームがあります。バスケットボールプログラムは、8月終わりから翌年の6月まで約10か月のプログラムとなっています。

 その中でプレシーズン、シーズン、ポストシーズンがあります。私たちはプレーヤーの能力を高めるための学校です。いつも私たちはプレーヤーの技術を高め、レベルアップできるように取り組んでいます」

 

――その中で、U15にはどのような練習をしているのですか?

「若いプレーヤーにはファンダメンタル(基礎・基本)をきちんと教えています。ファンダメンタルができていないと進歩できないからです。私たちの学校には、さまざまな能力を持ったプレーヤーがいて、個々の能力に合わせた指導を行っています。すでにリーグ戦で戦うことのできるプレーヤーもいれば、まだまだスキルの練習が必要なプレーヤーもいます。

 10か月指導する過程で、私たちのコーチング哲学を理解してすぐに適応できるプレーヤーと、時間がかかるプレーヤーがそれぞれいます。そのため、プレーヤーの能力によってできていないところはさらに時間を割いて指導をしています」



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