月刊バスケットボール6月号

ヒュンメルがB1滋賀レイクスターズとの複数年パートナーシップを発表

 

 デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)が、滋賀レイクスターズとの間で2021-22シーズン以降複数年に渡るオフィシャルサプライヤー契約を締結したことを発表した。契約期間は2021年7月から。あらたなユニフォームの発表も7月初旬に予定されている。

 

 滋賀レイクスターズの釜渕俊彦社長は、「この度、ヒュンメル・株式会社エスエスケイとオフィシャルサプライヤー契約を締結できたことを大変嬉しく思っております。ヒュンメルは日本のバスケットボール界においても影響力が急速に高まっているブランドであり、ルイス・ギル・トーレス新HCの下、2026年以降の新B1参入を目指して新たな挑戦をスタートさせる滋賀レイクスターズにとっても心強い存在です。新シーズンの開幕戦でヒュンメルのユニフォームを着て躍動する選手たちの姿を見るのが待ち遠しい限りです」とコメントを発表した。

 

 釜渕社長が触れている「2026年以降の新B1参入」は、リーグ設立10年となる2026年に向け島田慎二チェアマンが公にした「2026年 Bリーグ構造改革案」に沿い、昇降格制度を撤廃した形で生まれ変わるB1に名を連ねることを意味している。島田チェアマンは最低10クラブから18クラブでの新B1誕生を目標として掲げており、滋賀がその一員としてより大きな社会的責任を担っていこうとの意欲が表れたコメントと言える。

 

 

 一方、ヒュンメルの代理店を務める株式会社エスエスケイの代表取締役社長・佐々木恭一も、「滋賀レイクスターズとの契約締結を嬉しく思っています。レイクスターズは、SDGsの取り組みを含め、スポーツを通して地域に貢献できるクラブチームを目指しています。滋賀県は雄大な琵琶湖をはじめ、自然環境に恵まれた歴史ある文化的なエリアです。この環境を守り育むことをエスエスケイ・ヒュンメルとしても、チームやブースター、そして県民の皆さまと共に取り組んでいければと思います」と語り、今回のパートナーシップでの協働による地域への息の長い貢献とお互いの発展に向けた思いを言い表した。


滋賀県初のプロスポーツチームとして誕生した滋賀レイクスターズは、地域密着型のプロスポーツクラブで、完全市民球団として知られている。男子クラブとしては、県内で唯一トップリーグに所属するプロクラブとして、滋賀に元気と誇りを届ける存在だ。


レイクスターズの愛称は、滋賀県民の母なる湖・琵琶湖と、チームにかかわる人たちが輝いていけることを願ってつけられた。Bリーグ初年度の2016-17シーズンから、2020-21シーズンまでの5シーズンいずれもB1西地区を舞台に戦っている。昨シーズンは、23勝36敗で西地区10チーム中6位だった。
来るべき2021-22シーズンには、FIBAワールドカップ2019で優勝したスペインのアシスタントコーチで、昨シーズン佐賀バルーナーズの指揮を執ったルイス・ギル・トーレス氏をヘッドに迎え、B1優勝を目指す。

 


滋賀レイクスターズ公式サイト
https://www.lakestars.net/


■ヒュンメルについて
デンマークのスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」は、世界で初めてスタッド付きスパイクを開発し、1923年に誕生。革靴でサッカーをしていた当時、真っ平らな靴底にスタッドを付け、グリップ力の飛躍的向上をもたらし、今までできなかったプレーを可能にした。そこで重過ぎるために理論上飛べないとされるマルハナバチ(ドイツ語でhummel)が努力を重ねて飛べるようになったという逸話を重ね合わせ、ブランドネーム&ロゴに採用。90年の歴史を経て、現在は“Change the World Through Sport.”(スポーツを通して世界を変える) をミッションに、独自のブランドストーリーを展開。新しいチャレンジを続けている。

 

ヒュンメル公式サイト
http://hummel.co.jp/

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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