月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2021.02.17

広島ドラゴンフライズが堀田剛司ヘッドコーチとの契約を解除

 広島ドラゴンフライズは2月17日、ここまでヘッドコーチを務めてきた堀田剛司氏との2020-21シーズンの契約を、双方合意の上で解除した。
堀田氏は広島がB2西地区に所属した2019-20シーズンからヘッドコーチに就任し、2020年3月15日に地区優勝を達成。その後クラブはパンデミックによるシーズン中断に伴い、Bリーグが同シーズンのB1昇格対象クラブをB2クラブの勝率上位からライセンスが交付された2クラブとする決定をしたこと、さらに広島が同年4月24日にB1ライセンス交付を受けたことにより、B1昇格を果たした。
今シーズン、堀田氏が率いた広島は苦戦の連続だった。昨年11月14日の対富山グラウジーズ戦から、今年1月27日の対名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦まで続いた17連敗を含め、この日現在5勝32敗でB1全体の最低成績と低迷している。現時点でも1月31日の対横浜ビー・コルセアーズ戦から続く6連敗中であり、27日(土)の千葉ジェッツとのホームゲームで連敗脱出をねらおうというところだ。
ヘッドコーチの後任は未定。ただし下記の浦 伸嘉代表取締役社長兼 GMのコメントによれば、現在交渉の最終段階とのことで、近く発表されるものと思われる。

 


■堀田剛司(ほった・たけし)
●出身地 神奈川県
●生年月日 1978 年 2 月 13 日
●経歴 湘南工科大学附属高校 ― 日本体育大学
※全日本大学バスケットボール選手権大会
および関東大学リーグ 4 連覇
―新潟アルビレックス(現新潟アルビレックス BB、2000-05)
―福岡レッドファルコンズ(2005)
―オーエスジーフェニックス(現三遠ネオフェニックス、2005-09)
―三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ(現名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、2009-11)
―横浜ビー・コルセアーズ(2011-14)
―新潟アルビレックス BB(2015-16)
●指導歴 新潟アルビレックス BB アシスタントコーチ(2015)
―新潟アルビレックス BB アシスタントコーチ(2016-17)
―金沢武士団 ヘッドコーチ(2017-19)
―広島ドラゴンフライズ ヘッドコーチ(2019-21)

 

☆堀田剛司氏コメント
この度、就任 2 シーズン目の途中で、クラブを離れることになりました。昨シーズンから広島ドラゴンフライズのヘッドコーチとして指揮を執らせていただき、ファンの皆さまをはじめ選手、スタッフ、稲吉オーナー、浦社長、またクラブに関わってくださる全ての皆さまに感謝しております。今シーズンは結果が残せず、ご声援いただいた皆さまには申し訳なく思っておりますが、これからの広島ドラゴンフライズを陰ながら応援させていただきます。ありがとうございました。

 

☆浦 伸嘉代表取締役社長兼 GMコメント
この度、堀田剛司氏とのヘッドコーチ契約を 2021 年 2 月 17 日付けで解除することとなりました。現在、広島ドラゴンフライズは 5 勝 32 敗という成績で西地区、B1 全体でも最下位となっております。また、最大で 17 連敗を喫すなど非常に苦しい状態が続いており、クラブの危機的状況に少しでも変化をもたらすために、このような決断をすることになりました。堀田ヘッドコーチには、クラブの念願であった『B1 昇格』を見事に果たしてもらうなど大きな貢献をしてくれたことに対し、敬意を表すとともに、本当に感謝しております。
クラブ一丸となり、日々全力でバスケットボールと向き合いながら、可能性を追求してまいりますので、引き続き広島ドラゴンフライズへのご声援のほど、よろしくお願いいたします。新ヘッドコーチについては、現在交渉が最終段階に入っております。決定次第発表いたします。

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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