月刊バスケットボール6月号

2022年2月のFIBAワールドカップ2023アジア地区予選、Window2の会場は沖縄アリーナに - 2.26-27に男子日本代表戦2試合

 来年2月に開催予定となっていた男子日本代表のFIBAワールドカップ2023アジア地区予選Window2の試合会場が、沖縄アリーナ(沖縄県沖縄市)となることが発表された。開催期間は2月25日(金)から28日(月)までで、日本代表は26日(土)にチャイニーズ・タイペイ代表と、27日(日)にオーストラリア代表と対戦する。今回の2試合は、トム・ホーバスHC体制になってから3試合目・4試合目の公式戦となる。また日本代表戦をはさむ前後の両日には、オーストラリア代表とチャイニーズ・タイペイ代表間の対戦も行われる。


今大会は政府方針や各省庁の基準・目安をもとに、各自治体の判断・指示に従い、予め了解を得た上での有料有観客を予定しているとのこと。チケット販売詳細は今後の発表となる。試合開始時刻およびテレビ放送に関しては現時点では未定。DAZNが日本代表戦2試合をライブ配信する予定となっている。


チャイニーズ・タイペイ代表は最新のFIBA世界ランキングが66位で、日本代表(37位)は格上となる。両チームの直近の対戦は、今年6月にフィリピンで行われたFIBAアジアカップ2021予選グループB。このときはフリオ・ラマスHC率いる日本代表が98-61で勝利した。


オーストラリア代表はFIBA世界ランキング3位で、東京2020オリンピックで銅メダルを持ち帰った強豪。ただし2018年6月29日に千葉ポートアリーナで行われたFIBAワールドカップ2019アジア地区予選における直近の対戦では、79-78で日本代表が金星を挙げている。

 

大激戦の末日本代表が勝利した2018年6月29日の対オーストラリア代表戦のティップオフシーン(写真/©fiba.basketball)


この試合は帰化したばかりのニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)とゴンザガ大学在学中だった八村 塁(現ワシントン・ウィザーズ)が、日本代表として公式戦デビューを果たした試合(公式戦以外では、その直前の韓国代表との強化試合に出場)だった。オーストラリア代表は現在アルティーリ千葉ヘッドコーチのアンドレ・レマニス氏が指揮官としてチームを率いていた。日本代表はこの試合での勝利をきっかけに、泥沼の4連敗(横浜国際プールでのチャイニーズ・タイペイ代表に対する69-70の黒星を含む)から8連勝の快進撃へと転じ、21年ぶりのワールドカップ本戦出場を果たした。


☆FIBAバスケットボールワールドカップ2023アジア地区予選Window2大会概要
会 場: 沖縄アリーナ(〒904-0034 沖縄県沖縄市山内1丁目16-1)
開催日: 2022年2月25日(金) オーストラリア vs チャイニーズ・タイペイ
2022年2月26日(土) チャイニーズ・タイペイ vs 日本
2022年2月27日(日) オーストラリア vs 日本
2022年2月28日(月) チャイニーズ・タイペイ vs オーストラリア
※海外チーム等の入国許可については、今後政府と調整
配 信: DAZN (日本戦 2 試合 LIVE 配信予定)

主 催: 国際バスケットボール連盟(FIBA)
主 管: 公益財団法人日本バスケットボール協会

※チケット販売、放送予定については調整中


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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