月刊バスケットボール5月号

FIBA女子ワールドカップ2022予選、2022年2月におおきにアリーナ舞洲(大阪市)での開催が決定

 FIBA女子ワールドカップ2022の予選開催都市が決まり、その一つに大阪市が含まれていることが明らかになった。今回の決定はFIBAが中央委員会(Central Board)で決定し、11月18日に発表したもので、大阪市のほかにベオグラード(セルビア)とワシントンD.C.(アメリカ)でも予選が行われることになっている。


開催期間は2月10日(木)から13日(日)までで、会場はおおきに舞洲アリーナ。Bリーグの大阪エヴェッサがホームとし、最大7,000人の収容が可能とされているアリーナだ。グループ分け、対戦カード等の詳細は今後の調整とのことだが、大阪市では日本代表が属するグループの試合が行われる。


今回の予選は各大陸でのカップ戦から勝ち上がった前16チームを、4チームずつ4つのグループに分けて行われる。各グループの4チーム中上位3チームまで(合計12チーム)が、本大会への出場権を獲得する流れだ。


アジアからは、FIBAアジアカップ2021ディビジョンAで大会5連覇を果たした日本のほか、4位までに入った中国、オーストラリア、韓国がこの予選への出場権を得ている。オーストラリアは来年9月22日(木)から10月1日(土)までシドニー(オーストラリア)で開催される本大会のホストで、すでに本大会への出場も確定済みだが、この予選にも出場する(オーストラリアが属するグループはオーストラリアを除く上位2チームに本大会出場権が与えられる)。

 

FIBA女子アジアカップ2021で大会5連覇を達成した日本代表が、大阪で世界の強豪と激突する(写真/©fiba.asiacup2021)


今夏の東京2020オリンピックでチーム史上最高成績となる銀メダル獲得を達成した日本代表は、その後ヘッドコーチに恩塚 亨を迎えた新体制としては、今回の予選がアジアの枠組みを飛び出して戦う初めての機会となる。「世界一のアジリティー」と、「自らの理想の姿を目指すワクワクにあふれたバスケットボール」を掲げ、予選突破はもちろんのこと、本大会でどこまでいけるか注目だ。


女子ワールドカップにおける日本代表の過去の最高成績は、1975年のコロンビア大会における銀メダル獲得。2018年にテネリフェ(スペイン)で開催された前回大会では9位の成績だった。

 

☆FIBA女子ワールドカップ2022予選概要
日 程: 2022年2月10日(木)~13日(日)
会 場: おおきにアリーナ舞洲 (大阪府大阪市)
※大阪市のほかにベオグラードで2グループ、ワシントンD.C.で1グループの予選が行われる
出場チーム: 下記16チーム(大阪市で行われるのは日本が属する1グループのみ)

※国・地域名の横のカッコ内は2021年8月9日現在(最新)のFIBAランキング
●アジア オーストラリア(3)、中国(7)、日本(8)、韓国(19)
●アメリカ アメリカ(1)、カナダ(4)、プエルトリコ(17)、ブラジル(14)
●ヨーロッパ フランス(5)、ベルギー(6)、セルビア(9)、ベラルーシ(11)、
ボスニア・ヘルツェゴビナ(27)、ロシア(12)
●アフリカ ナイジェリア(16)、マリ(41)


☆FIBA女子ワールドカップ2022大会公式サイト
https://www.fiba.basketball/womensbasketballworldcup/2022


☆おおきにアリーナ舞洲公式サイト
https://human-arena.com/

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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