月刊バスケットボール6月号

日本代表

2021.03.12

男女日本代表のFIBA U19ワールドカップ2021出場が決定

 FIBA(世界バスケットボール連盟)は3月10日、この夏開催される男女のFIBA U19ワールドカップ2021に出場するチームを発表した。同大会は男子が7月3日(土)から11日(日)までラトビアの首都リガとダウガウピルスで、女子が8月7日(土)から15日(日)までハンガリーで第二の都市とされるデブレツェン開催される予定だ。

 男女それぞれの大会には16チームずつが出場するが、大陸予選で出場権を勝ち取ったチームは男子ではマリとセネガル、女子ではエジプトとマリのみ。これら4チームは、2020年12月に開催されたFIBA U18アフリカ選手権における男女の上位2チームだ。今回のFIBA U19ワールドカップに出場するこのほかのチームは、新型コロナウイルスのパンデミックによる影響で大陸予選ができていないため、3月4日に発表されたばかりのFIBAランキングに基づいてFIBAが決定。この結果、日本も男女そろって出場権を得た。16チームの組み合わせは今後発表される。
前回のFIBA U19 ワールドカップは2019年に男女それぞれの大会が開催された。上位3チームは男子がアメリカ(優勝)、マリ(2位)、フランス(3位)。女子がアメリカ(優勝)、オーストラリア(2位)、スペイン(3位)という結果になっている。

 

2019年の男子前回大会優勝は、現在サクラメント・キングスで活躍中のタイリーズ・ハリバートンらを擁したアメリカ(写真/©FIBA.BASKETBALL)

 

 日本は女子が最新のFIBA世界ランキング(ガールズ)で11位(アジア大陸ランキング2位)に位置し、男子はFIBA世界ランキング(ボーイズ)で27位。前回大会では、女子は奥山理々嘉(ENEOSサンフラワーズ)、今野紀花(ルイビル大2年生)らが名を連ねたロスターでベスト8入り。男子は河村勇輝(東海大)、富永啓生(レンジャーカレッジ)、横地聖真(筑波大)らを擁して臨んだ前年のFIBA U18アジア選手権で5位となった結果、出場を逃していた。

 

2019年の女子前回大会で日本代表はベスト8に進出した(写真/©FIBA.BASKETBALL)

 

FIBA U19男子ワールドカップ2021
開催地: リガ、ダウガウピルス(ラトビア)
開催期間: 2021年7月3日(土)~11日(日)
出場チーム: ※カッコ内はFIBAランキング(ボーイズ)
アフリカ大陸代表 マリ(20、FIBAアフリカ大陸選手権優勝)、セネガル(38、FIBAアフリカ大陸選手権準優勝)
アメリカ大陸 アメリカ(1)、カナダ(2)、アルゼンチン(9)、プエルトリコ(12)
アジア・オセアニア大陸 オーストラリア(11)、中国(14)、韓国(19)、日本(27)

ヨーロッパ大陸 スペイン(3)、フランス(4)、リトアニア(5)、トルコ(6)、セルビア(7)、ラトビア(16タイ、開催国)

 

FIBA U19女子ワールドカップ2021
開催地: デブレツェン(ハンガリー)
開催期間: 2021年8月7日(土)~15日(日)
出場チーム: ※カッコ内はFIBAランキング(ガールズ)
アフリカ大陸 エジプト(25、FIBAアフリカ大陸選手権優勝)、マリ(16タイ、FIBAアフリカ大陸選手権準優勝)
アメリカ大陸 アメリカ(1)、カナダ(4)、ブラジル(12)、アルゼンチン(16タイ)
アジア・オセアニア大陸 オーストラリア(7)、中国(10)、日本(11)、韓国(18)

ヨーロッパ大陸 スペイン(2)、フランス(3)、イタリア(5)、ロシア(6)、チェコ(9)、ハンガリー(8、開催国)

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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