月刊バスケットボール5月号

FIBAワールドカップ2019アジア地区1次予選・対戦国紹介③

個人技が高いフィリピン! アジアでは頭一つ抜けたオーストラリア!!チャイニーズ・タイペイはデイビスに要注意!  

クインシー・デイビス(チャイニーズ・タイペイ)/ⒸFIBA     大黒柱のデイビスを どこまで押さえ込めるかがカギ!    ワールドカップ アジア地区1次予選で日本と同じグループBに所属し、10月11日付けのランキングで唯一日本(50位)より下なのがチャイニーズ・タイペイ(57位)だ。そのチャイニーズ・タイペイとは、まず来年2月22日にアウェイで、最終戦となる7月2日にホームで対戦するスケジュールとなっている。    そのチャイニーズ・タイペイにはSBLというプロリーグがあり、チーム数は7と少ないが、多くのトップ選手はサラリーの高いCBA(中国プロリーグ)でプレーして心技体を磨いている。その中で要注意なのが、クインシー・スペンサー・デイビス。東野技術委員長が「デイビスにインサイドを固められ、リバウンドを取られてしまった」という東アジア選手権では、日本は73‐78で敗退。1Qで15‐25と出鼻をくじかれ「点差を付けられたことでオフェンスのリズムに乗れなかった」(東野技術委員長)のも痛かった。    一方、そのデイビスが出てこなかったアジアカップでは、87‐49と日本が勝利。東野技術委員長は「この試合ではゲームを作れました」と言うが、それもデイビス不在の要素が大きかったのは明らか。迎えるワールドカップ アジア地区1次予選では、そのデイビスをどれくらい押さえられるかが勝敗を分けることになるだろう。 (おわり)   (月刊バスケットボール)  

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