月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2021.02.01

ニック・ファジーカス(川崎)が個人通算11,000得点を達成


1月31日に松江市総合体育館(島根県松江市)で行われたBリーグ第19節、島根スサノオマジック対川崎ブレイブサンダース戦で、また一つ好記録が誕生した。川崎のニック・ファジーカスが個人通算11,000得点を達成したのだ。公式発表によれば、これはBリーグ以前のトップリーグ公式戦のデータを合算した成績で、通算2人目となる偉大な記録だ。

 試合前の時点でファジーカスはこの記録にあと5点に迫っていたが、この日16得点を加えて通算11,011得点となっている。同時にB1における通算得点も現在5,978となっており、あと22得点で2016年のB1開幕以降だけで通算6000得点というマイルストーンにも到達する。

 奮闘むなしくチームは85-86で敗れた(現時点で20勝12敗でB1東地区6位)が、ファジーカスからファンに喜ぶべき材料を一つ提供できた形だ。

 ファジーカスは2012年に来日して川崎の前身である東芝ブレイブサンダースに加わった。以来今シーズンが9シーズン目。その間、2018年には日本国籍を取得し、翌2019年には日本代表としてFIBAワールドカップにも出場した。35歳はチーム最年長。今シーズンは全32試合に出場して19.8得点のアベレージを残している。

 

写真/B.LEAGUE

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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