その他の海外

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2021/02/21

弓波英人(NCAAディビジョンIジョージアサザン大学3年生) - 夢の続きを描く2021年の春(4=最終回)

弓波はバスケットボールではB+からA-、学業ではA+と自身の3年間を評価した(写真=AJ Henderson/Georgia Southern Athletics)


「まずバスケの面でいうと、1年目から2年目にかけてすごく成長したと思います。2年目から今年にかけても成長したとは思うんですが、やはりコーチが変わったことで影響を受けました。以前のコーチは結構期待もしてくれていて、もしかしたらもっとプレーイングタイムをもらえるかもという期待もあったんです。今年も最後の方に使ってもらえているのですが、これまでとはまったく違う感触です。なので、自分だけの評価でいえば、B+からA-かなという感じですね。でも学業面では正直A+だと思います。最初は(GPAスコアが)3.5から3.7くらいでしたが、2年目から4.0(満点)を獲れるようになり、今トータルでは3.87なので、割といい方だと思いますね」
 本場で経験を積み、豊富な知識を学んだ弓波の存在はアメリカでも日本でも評価を得ており、編集部調べでは日本国内に具体的にプレーヤーとして、あるいは育成年代のスクールコーチとして弓波を招き入れたいと考えているクラブもある。また、GSU自体は弓波をアシスタントに加える意向をすでに本人に伝えているとのことだ。
 NCAAディビジョンIでプレーする夢は、優秀な学業成績とともにかなえることができた。次なるハードルはその舞台におけるヘッドコーチ。今度は学業面で全米トップクラスと評価される成績と、ディビジョンIレベルで吸収したバスケットボールの知識・経験を引っ提げてのチャレンジであり、プレーヤーとしてのキャリアを目指したときとはかなり立ち位置も異なりそうだ。「ラン&ゴーが好きで、シャカ・スマート(テキサス大学ヘッドコーチ)のようなことがやりたいです」と弓波は将来像を語った。
 シャカ・スマートは渡邊雄太(トロント・ラプターズ)がジョージ・ワシントン大学在籍当時、同じアトランティック10カンファレンスのライバルだったバージニア・コモンウェルズ大学(以下VCU)でヘッドコーチをしていた人物だ(2014-15シーズンまで)。「ちょうどシャカ・スマートがVCUでやっていたことをやりたいです。ディフェンスは前からあたって、スティールとかからラン&ゴー。速攻を出していくスタイルです。実はジョージ・ワシントン大学のアシスタントコーチが僕の高校のコーチとつながっていてウォークオンの話をくれていた関係で、大学訪問をしたり、最終学年だった雄太さんと連絡をとらせていただいたこともありました」
 インタビューの最後に聞くにはあまりにも驚いた意外な縁だ。しかし渡邊の姿はいい刺激にちがいない。「そうですね。雄太さんとは今もたまに連絡をさせていただいています。やっぱり、先を行っている先輩という感じで…。雄太さんの活躍を見て、日本人でもできるんだということをあらためて感じています」
 あこがれの渡邊は今シーズン、ラプターズでローテーション入りを実現している。今度は弓波の番だ。その姿が次世代の子どもたちにとってのあこがれの対象となり、日本のバスケットボールの未来への道が切り開かれていく。

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(月刊バスケットボール)

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