月刊バスケットボール5月号

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2022.07.20

東アジアスーパーリーグ(EASL)の創立初シーズンに向け、選手に密着する長編ドキュメンタリーシリーズ制作がスタート

 今年 10 月に創立初シーズン開幕を迎えるアジア最高峰のバスケットボールリーグ、東アジアスーパーリーグ(East Asia Super League、以下EASL)が、第1回目の記念すべきシーズンの様子をまとめるドキュメンタリーシリーズの制作を開始した。リーグに参戦するチームのプレーヤー多ちに長期間密着して、アジアの頂点を競うリーグ戦の熱気を伝える作品だ。

 

 今回の長編ドキュメンタリーシリーズでは、出場選手をはじめ、リーグ関係者のインタビューを交えながら EASL 2022-23シーズンを長期間におよび取材していく。アジア最高峰のバスケットボールリーグでしか見ることができない、アジア各国から集まった文化も国籍も違う選手やコーチが織りなすヒューマンドラマが見どころだ。


監督は、大ヒット映画「私の頭の中の消しゴム」を手掛けたイ・ジェハン氏。イ氏はスポーツに特化したリアリティ番組の制作経験を豊富に持つ韓国の映像制作会社 Studio IGNITE!と共同で映像制作を行う。また、スティーブ・ナッシュ(ブルックリン・ネッツHC)が所有するCTRL Media のディレクターであるエズラ・ホーランド氏と、Salty Picturesのジョナ・グリーンバーグCEOが製作総指揮を執る。

 

イ・ジェハン監督のコメント

 私たちは、これまで見たこともやったこともない方法で、リアルなヒューマンドラマを最高のチームと共に伝えていきます。東アジアスーパーリーグというアジア最高峰の大会を舞台に、バスケットボールの世界に深く入り込んだ、多様性に富む全 10話のドキュメンタリーとなる予定です。


EASLのマット・ベイヤーCEOのコメント

 EASL は、Studio IGNITE!、Salty Pictures、CTRL Media の制作会社と協働できることを光栄に思います。このプロジェクトは大分前より構想していたもののため、ついに制作を開始し、作品として形に残せることがとても喜ばしいです。
このドキュメンタリーシリーズを通して、EASLが大切にしているミッションやアジアのバスケットボールの素晴らしさを世界の皆様にお伝えしていきたいです。

 6月28日にフィリピンのマニラにて開催されたEASL2022-23シーズンのグループ抽選会では、イ・ジェハン監督がBリーグの島田慎二チェアマンを含めた各リーグのコミッショナー、トッププレイヤー、コーチ、インフルエンサーなどへのインタビューを実施した。10 月のシーズン開幕に向けて各チームが準備を整える中、並行して撮影と映像制作も行われており、2023年夏の公開に向けてプロジェクトは既に走り出している。

 


6月28日のグループ抽選会での島田慎二BリーグチェアマンとEASLのマット・ベイヤーCEO

 

 


☆東アジアスーパーリーグ(EASL)
東アジア全体のスポーツ界活性化を図ることを目的に2016 年に設立された。アジアのプレミアバスケットボールリーグとして地域のスポーツを盛り上げていくことをミッションとして掲げている。EASLはFIBAと10年間の独占契約を結び、FIBA Asiaの承認を得て運営を行う地域初のプロバスケットボールリーグとなる。

 出場チームは日本のBリーグ、韓国のKBL、フィリピンのPBAにおける前シーズンの優勝チームと準優勝チームに、新たに結成された「ベイエリアドラゴンズ」とチャイニーズ・タイペイのP. LEAGUE+チャンピオンという中華圏の2チームを加えた8チーム。日本からは宇都宮ブレックスと琉球ゴールデンキングスが出場する。2022-23シーズンは、2022年10月から2023年2月までのグループステージ中にホーム&アウェイで6試合ずつを戦い、その後2023年3月のファイ ナル4(プレーオフ)で 、賞金約100万ドル(約1.38億円)とアジア王者の称号を手にする初代チャンピオンを決める。


東アジアスーパーリーグ公式サイト

 


(月刊バスケットボール)



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