月刊バスケットボール6月号

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2022.06.27

宇都宮ブレックスと琉球ゴールデンキングス参戦の東アジアスーパーリーグ、6.28(火)にフィリピン・マニラにてグループ分け抽選会

 今年10月に新たに誕生するアジア最高峰のバスケットボールリーグ「東アジアスーパーリーグ(East Asia Super League=以下EASL)」が、6月28日(火)に2022-23シーズンのグループ分け抽選会を開催する。EASLにはBリーグ2021-22シーズンのチャンピオン宇都宮ブレックスと、準優勝チームである琉球ゴールデンキングスが出場することが決まっており、抽選会には日本からも高い関心が寄せられそうだ。


2016年に設立されたEASLは香港に本社を、広州、マカオ、マニラ、ソウル、上海、台北、東京に拠点を置いている。昨年12月にFIBA(国際バスケットボール連盟)及びFIBAアジアとの10年間の独占契約を結び、東アジア初のクラブによるプロバスケットリーグを発足した。アジア最高峰のバスケットボールリーグとして地域全体のスポーツ界の活性化を目的に、大会運営からオリジナルコンテンツの制作までを行い、これまでにないユニークな体験と価値をファンと地域のステークホルダーに提供する。


今年10月に開幕する2022-23シーズンは、日本のBリーグ、韓国のKBL、フィリピンのPBAからそれぞれ前シーズンの優勝チームと準優勝チーム、チャイニーズ・タイペイのP. LEAGUE+の優勝チーム、そして新たに結成された中華圏を代表するチーム、ベイエリアドラゴンズの合計8チームが参加。2つのグループに分かれてホームアンドアウェイ形式の総当り戦で対戦する。各グループの上位2チームがファイナル4に進み、2023年3月に賞金約100万ドル(約1億円)とアジア王者の称号を手にすべく、トーナメント形式で戦う。


ベイエリアドラゴンズの登録プレーヤーには、香港で5度の優勝経験を持つダンカン・リードや、中国代表のスター選、リュウ・チュアンシンなどが名を連ねている。ヘッドコーチにはオーストラリアのNBLで6度の優勝を誇り、東京2020オリンピックでオーストラリア代表を史上初のメダル獲得(銅メダル)に導いたブライアン・ゴージャン氏が招へいされた。ベイエリアドラゴンズは、マニラを一時的な本拠地とすることも発表されている。

 


シーズン開幕に先駆けて6月28日(火)にフィリピン・マニラで行われるEASL2022-23シーズンのグループ分け抽選会には、各リーグの代表者が集結し、コイントスで組み合わせを決定する。


■B.LEAGUE島田慎二チェアマン コメント
東アジアスーパーリーグ2022-23シーズンに、B.LEAGUE屈指の実力と人気を持つ宇都宮ブレックスと琉球ゴールデンキングスが参加します。両クラブのアジアでの活躍を期待すると共に、ホームゲームにて日本のバスケの盛り上がりと、ファンの方々の両クラブへの熱い応援をアジア中にお届けできることを楽しみにしております。


■​EASL CEOマット・ベイヤー コメント
東アジアスーパーリーグは、B.LEAGUEの 2021-22シーズンで優勝した宇都宮ブレックスと準優勝した琉球ゴールデンキングスを迎え、ホーム&アウェー形式による第1回目のシーズンを開催することを決定しました。東アジアのバスケットボールの拠点として、東アジアスーパーリーグはB.LEAGUEと協力し、アジア地域における最高峰のリーグに参加するトップ選手たちを集め、スポーツの発展に貢献できることを嬉しく思っています。

 

東アジアスーパーリーグ(EASL)公式サイト



(月刊バスケットボール)



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