月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2022.08.15

ニューヨーク・ニックスの吉本泰輔Aコーチが琉球ゴールデンキングスを訪問

 NBAで唯一の日本人アシスタントコーチとしてニューヨーク・ニックスで活躍している吉本泰輔が、8月11日から13日にかけて沖縄を訪問し、琉球ゴールデンキングスのトップチーム練習場に姿を見せた。


今村佳太と会話する吉本(写真/©琉球ゴールデンキングス)


吉本はこれまでにシカゴ・ブルズ、ミネソタ・ティンバーウルブス、デンバー・ナゲッツ、ジョージア大(NCAA)、そして現在のニックスとアメリカのトップレベルのバスケットボールを体験、さらに2021年と2022年にはニックスのサマーリーグチームのヘッドコーチを務めた。「自分はまだまだこれからです」、「良いコーチになりたいだけ。表面的ではなく自分の立ち位置を理解して自分が成りうる最高のコーチになりたい」という謙虚な言葉の中にも、強い意志が感じられる人格者だ。NBAでのキャリアは日本人が到達したことがない道を切り拓く道のりであり、年々確実に前進し続けている。

 

 吉本にとって今回のキングス訪問は、やはり桶谷HCがキングスを率いていた2011-12シーズンに初めてチーム練習見学に訪れて以降6度目。桶谷HCと安永GMを交えての意見交換では、この10年間のNBAのプレースタイルの変化からバスケットボールの今後についての話題のほか、キングスが参考にできるチームの体制作りや選手育成など多岐にわたる内容を語り合ったとのことだ。

 

(月刊バスケットボール)



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