月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2022.06.27

監督が怒るのは禁止!千葉ジェッツが参画する“日本一夢のあるミニバス大会”が年末開催!

 2020-21シーズンにBリーグ制覇を成し遂げた千葉ジェッツ。ホームタウンの千葉県船橋市での人気は根強く、船橋アリーナは毎試合ブースターで真っ赤に染まる。そんな地域密着型のクラブが、ミニバスケットボールの大会に特別協力という形で参画することとなった。

 

「ファンジャンプ!バスケットボール さわかみチャンピオンシップ2022」と題されたこの大会は、エンターテインメントの力で世の中の課題を解決するベンチャー企業カイエント株式会社が主催するもので、今年12月27〜28日にかけて千葉ポートアリーナで開催予定。

 

会場となる千葉ポートアリーナ

 

 通常のミニバスの試合のルールとして、ゾーンディフェンス禁止や計10選手がプレーしなければいけないといったものがあるが、この大会では独自の特別ルールを複数制定。

 

 中でも興味深いのが「監督が怒ることを禁止する」というものと「得点した選手の人数によって追加得点が加算される」というもの。前者は監督やコートがタイムアウト中とハーフタイム以外はベンチから大きな声で指示を出すことを禁止し、コートに出ている選手たちそれぞれが自分たちでその局面を打開する策を考えてほしいという思いが込められている。

 

 後者はハーフごとに通常の総得点に加え、3選手が得点していればボーナス1得点、4人なら2得点、5人なら3得点と追加得点が付与される仕組み(1試合をとおして最大で12得点)。つまり、最大で11点差まではボーナスポイントで逆転することができるのだ。

 

 ここにはこの大会のコンセプトでもある「子どもたちの主体性や自主性を伸ばしたい」、そして個々の力では勝てない相手に対してもチーム一丸となることで戦える「チーム競技(ワンチーム)の良さを知ってもらう」というものが色濃く反映されており、まさに大会のキャッチコピーでもある“日本一夢のあるミニバス大会”といったところ。

 

 また、いわゆる「補欠」をなくすために登録できる選手数は10人。出場する選手はハーフごとに固定の5人にしなければならず、交代やファウルアウトはなし。全員が均一のプレータイムを得ることができるのも注目ポイントだ。

 

 この大会の募集チーム数は男女各24チームの計48チーム。基本的には小学5・6年生でのチーム編成で出場することが可能となり、予選リーグの後に上位8チームによる決勝トーナメントで優勝を争うこととなる。

 

 なお、大会アンバサダーにはクラブのOBでもある“イートン”こと伊藤俊亮氏が就任し、優勝チームには千葉ジェッツの公式戦への招待、試合前の選手へのシューティングサポート体験などの特典も!

 

 応募期間は7月31日(日)までで、応募数が募集数を上回った場合は抽選となる。ほか詳細と応募はこちら

 

【イベント概要】

大会名:ファンジャンプ!バスケットボール さわかみチャンピオンシップ2022

開催日:2022年12月27日(火/女子の部)、12月28日(水/男子の部)

参加費:無料(交通費等は自己負担)

 

(月刊バスケットボール)



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