月刊バスケットボール5月号

NBA

2021.03.05

デビン・ブッカー(サンズ)とヤニス・アデトクンポ(バックス)、NBA第10週週間最優秀プレーヤー賞を受賞

 

 フェニックス・サンズのガード、デビン・ブッカーとミルウォーキー・バックスのフォワード、ヤニス・アデトクンポが今シーズンのNBA第10週(2月22日~28日)の週間最優秀プレーヤーに選出された。
ウエスタンカンファレンスで同賞を受賞したブッカーは期間中の4試合で1試合平均33.0得点、フィールドゴール成功率53.8%、そして期間中の±総計+52という成績を残した。ブッカーは自身2度目の受賞だが、その2度はどちらもこの2月中(初受賞は2月8日から14日までの第8週)。3週間で2度この賞を受賞したのは、サンズでは2007-08シーズンの1月にスティーブ・ナッシュが2週連続受賞して以来のことだ。同じシーズンに2度のケースも2007-08シーズンのアマレ・ストウダマイヤー以来となる。ハイレベルな活躍を続けた後、週間最優秀プレーヤーだけでなく2月の月間最優秀プレーヤーにも選出されている。ブッカーはチームメイトのクリス・ポールとともにNBAオールスター・ゲームにも出場することが決まっている。
一方、イースタンカンファレンスではアデトクンポが自身15回目の受賞となった。該当期間中は、1試合平均37.0得点、10.7リバウンド、2.3ブロック、1.0スティールの成績でチームの3連勝(無敗)に貢献した。2月は1日から7日までの第7週に続く2度目の受賞で、月初・月末が絶好調だった。今回の該当期間に入る直前の2月21日に行われた対サクラメント・キングス戦(38得点)を含め、35得点以上が4試合連続となったが、これはカリーム・アブドゥル=ジャバー以来チーム史上2人目の快記録だ。また3試合中2試合で10本以上のリバウンドを奪っており、シーズン通算で30得点以上・10リバウンド以上を同時に記録した試合数が10に達し、これはリーグトップの回数となっている。
両者それぞれの該当期間における主な成績は以下のとおりだ。

 

デビン・ブッカー

平均33.0得点(FG53.8%)、4.3アシスト
2月22日 対ポートランド・トレイルブレイザーズ戦 〇115-104 34得点(FG12/17、3P 2/2)、4リバウンド、4アシスト
2月24日 対シャーロット・ホーネッツ戦 ×124-121 33得点(FG13/24、3P 4/10)、3アシスト
2月26日 対シカゴ・ブルズ戦 〇106-97 22得点(FG9/24)、2リバウンド、5アシスト、2スティール
2月28日 対ミネソタ・ティンバーウルブズ戦 〇118-99 43得点(FG15/26、3P 1/6)、5リバウンド、5アシスト
※サンズはこの間3勝1敗


ヤニス・アデトクンポ

平均37.0得点、5.7アシスト、10.7リバウンド
2月23日 対ミネソタ・ティンバーウルブズ戦 〇139-112 37得点(FG13/18, 3P 1/3)、8リバウンド、8アシスト、2スティール、2ブロック
2月25日 対ニューオリンズ・ペリカンズ戦 〇129-125 38得点(FG14/27、3P 2/5)、10リバウンド、4アシスト
2月28日 対ロサンジェルス・クリッパーズ戦 〇105-100 36得点(FG15/27、3P 2/7)、14リバウンド、5アシスト、4ブロック
※バックスはこの間3勝0敗

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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