月刊バスケットボール5月号

NBA

2021.03.04

デビン・ブッカー(サンズ)とジェームス・ハーデン(ネッツ)が2月のNBA月間最優秀プレーヤーに

 

 デビン・ブッカー(サンズ)とジェームス・ハーデン(ネッツ)が、NBAの2月の月間最優秀プレーヤーに選出された。3月2日(アメリカ現地時間)にNBAが発表した。
ウエスタンカンファレンスから月間最優秀プレーヤーに選出されたブッカーは自身初受賞。2月1日の初戦で試合を決める3Pショットを決め、その試合を含む15試合では53.2%という高確率のフィールドゴール成功率で平均27.9得点と頼りがいのある得点源となった。月末28日の対ミネソタ・ティンバーウルブズ戦では43得点。月間12勝3敗という2月としてはチーム歴代最高の成績を収めたサンズに大きく貢献した。このチーム成績は2010年の3月に次ぐ月間成績のチーム歴代2位でもあった。
サンズのプレーヤーがこの賞を受賞したのは2010年3月のアマレ・ストウダマイヤー以来初めて。ブッカーは2月8-14日(シーズン第8週)、22-28日(同第10週)の週間最優秀プレーヤーも受賞したが、3週間で2度この賞を受賞したのは、サンズとしては2007年1月にスティーブ・ナッシュが2週連続で受賞して以来のことだ。

 一方イースタンカンファレンスで受賞したハーデンは自身として11度目、またネッツ移籍後初めて月初からプレーした月での受賞となった。2月は13試合で平均25.6得点、8.8リバウンド、10.7アシスト。しかもダブルダブル11回、そのうちトリプルダブルが3回あり、フランチャイズ記録となるアウェイでの5連勝を含む8連勝(2005-06シーズン以来初)でも中心的な活躍を見せた。
ハーデンは2月15-21日(シーズン第9週)の週間最優秀プレーヤー。ネッツに移籍後に出場した22試合でダブルダブルが19回、そのうちトリプルダブル7回という秀でたパフォーマンスを見せており、アメリカ時間3月7日(日=日本時間8日の月曜日)に行われるNBAオールスター・ゲームのリザーブにも選出されている。
ブッカーとハーデンそれぞれの2月の月間成績は以下のようなものだった。

 


デビン・ブッカー
出場試合数: 15試合
主要成績: 27.9得点、FG成功率52.3%、3P成功率39.5%、FT成功率85.2%、3.7リバウンド、4.5アシスト
チーム成績: 12勝3敗(選出時点での通算成績は22勝11敗、ウエスタンカンファレンス3位)
その他: 第8週・第10週の週間最優秀プレーヤー選出、NBAオールスター・ゲーム出場予定決定

 

ジェームス・ハーデン
出場試合数: 13試合
主要成績: 平均出場時間36.8分、25.6得点、FG成功率49.1%、3P成功率42.9%、FT成功率84.7%、8.8リバウンド、10.7アシスト、1.2スティール
チーム成績: 9勝4敗(選出時点での通算成績は23勝13敗、イースタンカンファレンス2位)
その他: 2月15-21日(シーズン第9週)のオールスターに選出

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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