月刊バスケットボール5月号

【Bリーグ開幕インタビュー企画Vol.2】海賊団を率いる新たなリーダー生原秀将(横浜)

 10月2日から開幕したB.LEAGUE 2020-21 SEASON。10月24日発売の最新号、『月刊バスケットボール12月号』では編集部が独断と偏見で選んだ4選手のインタビューを掲載している。ここでは“海賊団”横浜ビー・コルセアーズ の新キャプテンを務める生原秀将を紹介! Bリーグ開幕以降、なかなか思うような成績を残せていなかった横浜は今季、いくつかの大きな変化があった。昨季までキャプテンを務め、チームの中心だった田渡凌の移籍やカイル・ミリング新ヘッドコーチの招聘などがそれに該当するが、そのチームのキャプテンを任されたのが生原だ。インタビュー時点ではまだケガから復帰できていないが、キャプテンとして臨むシーズンへの思いを語ってくれた。

写真:©︎B.LEAGUE

※復帰時期の関係で本稿および誌面の写真は2019-20シーズンのものとなっております

 

リーダーとして横浜に新たな風を吹かせたい

 

今年は例年とは異なるオフシーズンだったと思いますが、シーズン開幕前時点ではチームや個人の調子はいかがでしたか?

 そうですね。外国籍選手やカイル・ミリングHCも含めてなかなか合流することができなかったので、日本人選手だけでチームを作っている状況が続いていました。5対5のような実戦的な練習も満足にはできなくて、本当に難しいシチュエーションで練習に取り組んでいました。そんな中でもヘッドコーチを中心にオンライン上でコーチ間のミーティングを重ねてくれて、そこからチームに落とし込んでくれた戦術などは少しずつクリアしてきたかなと思います。開幕前は、合流できていなかったメンバーを迎え入れるのみという感じでした。

 

今季は横浜のキャプテンとなりました。個人としてはどのようなオフシーズンを過ごしましたか?

 新型コロナウイルスの影響と膝のケガの影響から、3月から半年以上、一度も練習ができませんでした。人生でこんなに長い期間バスケットから離れたことはなかったので、すごく難しさを感じる部分でしたね。とはいえ、今季はキャプテンという役割を与えてもらったので、その肩書きに対する責任感を持ちながら、できることを少しずつこなして過ごしてきました。

 

選手もスタッフも大きく入れ替わった中でキャプテンを務めるのは大変だと思いますが、生原選手自身はどう考えていますか?

 なかなか練習にも参加できていなかったので、プレーできていればコート内からもう少しコミュニケーションを取ってやっていけるのになという部分もあったし、リハビリの時間はどうしてもチームを見られないこともあります。そういった難しさはありますが、今年のチームは新加入選手も昨季から在籍している選手も含めて真面目な選手がたくさんいます。その中で各々が自覚や責任を持って練習に取り組んでくれているので、そこまで大変さはありません。誰か一人が中心というよりは、みんなが中心となって日々の練習に取り組んでいますね。

 

横浜にとっては“巻き返しを誓うシーズン”になるかと思いますが、個人目標・チーム目標はどう設定していますか?

 毎シーズンそうなんですが、僕は個人目標というのを設定していないんです。チームのために何をやるかという役割は分かっていますが、個人のスタッツであったり特定の目標みたいなものはあえて設定しないです。チームとしては最終的にチャンピオンシップに出場することが目標となってくるので、それに向けてどう戦っていくかということだけにフォーカスしています。

 

 全編は最新号をチェック!

 

【Vol.1】レベルアップを求めて移籍を決意した岡田侑大(富山)

【Vol.2】海賊団を率いる新たなリーダー生原秀将(横浜)

 

(月刊バスケットボール)



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