月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2020.04.14

B.LEAGUE2020-21シーズンの大会方式・構成が決定

 新型コロナウイルス感染症の影響で3月15日の試合を最後に今シーズンの残りの全日程の中止を発表したBリーグだったが、来たる新シーズンへの準備は着々と進んでいるようだ。本日4月14日に実施された理事会にて 「B.LEAGUE 2020-21SEASON 」大会方式・構成を決定した。

 

2020-21シーズンはB1が今季の18クラブにB2の勝率上位2クラブを加えた20クラブ、B2が上位2クラブを除いた16クラブというレギュレーションで戦うこととなる。また、B1のチャンピオンシップとB2のプレーオフに関してはそれぞれ東西地区の上位3クラブにワイルドカード2クラブを加えた8クラブでの戦いとなる。

 

 地区制に関しては今季までの3地区各6クラブからB1は東西各10クラブ、B2は同8クラブで戦う。現時点では地区分けは発表されていないが、B1に関しては仮に単純に東西で20 クラブを分けた場合、今季リーグ上位に位置していた川崎、宇都宮、A東京、千葉、SR渋谷などが同地区となる可能性が高い。正式な地区分けに関しては、今後決定していくが、来季を占う大きな要素となることは間違いない。

 

 依然として新型コロナウイルスの収束のめどは全く立っていない状況でもあるため、来季の開幕時期に関しては現時点で予定している10月から後ろ倒しとなる可能性もある。開幕時期のジャッジについてはBリーグの大河正明チェアマンも「刻々と状況が変わる。その時点で最善と思われることを考えるしかない」との見解を示している。

 

 また、仮にシーズンが後ろ倒しとなった場合の短縮日程でのシーズン開催の可能性については「全日程の3分の2、つまり40試合以上は各クラブが試合を消化できるようにしたい」と現時点での構想についても触れた。

 

 まだまだ予断を許さない状況であることに変わりはないが、明るい話題が少ない昨今の状況の中でも、Bリーグが着実に前進し、リーグ、そして各クラブ共に新シーズンへの歩みを進めるていることは、朗報と言える。

 

(月刊バスケットボール)

 

 



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