月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2020.04.24

Bリーグ2020-21シーズンのクラブライセンス判定結果、地区分けが発表!

 4月24日に行われたBリーグ理事会にて、来季2020-21シーズンのB1及びB2のクラブライセンス判定結果と東西各地区の所属クラブが決定した。

 

 まず、クラブライセンス判定に関しては、来季はB1に20クラブ、B2に16クラブが所属することはすでに発表されており、B1昇格の有力候補には信州と広島が挙げられていた。

 

 今回の判定により、2019-20シーズンにB1に所属した全18クラブに加え、有力候補に挙がっていた信州と広島もB1ライセンスを取得。特に信州は昨季のB2チャンピオンながら、資金繰りの面でB1ライセンスを取得できなかった。今季は5,000人収容可能なホワイトリンクをホームアリーナとし、経営面でも奮闘。今回のライセンス取得により、念願のB1参戦が決定した。B3からは佐賀バルーナーズがB2に初参戦することとなった。

 

 これに伴ってB1、B2の所属クラブが出揃い、それぞれの地区分けも決定。中でも注目なのがB1の東地区だろう。B1リーグ初代王者の宇都宮、2連覇中のA東京、天皇杯3連覇の実績を持つ千葉、今季の天皇杯王者・SR渋谷、さらには2019-20シーズンの中地区を独走した川崎が同地区に所属することとなった。

 

 この地区分けに関しては、賛否が分かれるところではあるものの、Bリーグの大河正明チェアマンは「東高西低といった見方になるかもしれないが、逆に西地区のクラブの奮起に期待したい」と各地区にさらなる競争力と意欲が沸き立つことを期待し、前向きな姿勢を見せている。

 ※地区分けは以下のとおり

 

 

 

 また、話題は2021-22シーズン以降にも発展。新型コロナウイルス感染症の影響で、来季が無事に開幕できる保証はどこにもない。その影響も考慮し、来季についてはB1からの降格はなし、B2に関しも降格はなく、2クラブがB1へ昇格する。つまり、2021-22シーズンはB1が22クラブとなる。

 

 B3に関しては昇格がないため、来季1年間は我慢の年となり、リーグとしても苦渋の決断を下すこととなった。各カテゴリーのクラブ数に関しては2022-23シーズン、2023-24シーズンの2シーズンをまたいで、これまで同様のB1、B2ともに18クラブのフォーマットに戻していく予定だ。

 

 2021-22シーズン以降の地区分けや昇格の仕組みは今後決定していくこととなる。

 

(月刊バスケットボール)



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