2019年05月9日

【FINAL】千葉ジェッツvs.アルバルク東京『ターンオーバーとメンタル面がポイント』

 

富樫勇樹(千葉#2)

 

 レギュラーシーズン(以下RS)60試合に加えて、チャンピオンシップ(以下CS)の2ラウンドを勝ち上がり、ファイナルへの切符を手に入れたのは、またしても千葉とA東京。セミファイナルでは千葉は栃木を、A東京は琉球を相手に息詰まる熱戦を演じてのファイナル進出となった。

 

 千葉を強烈にリードした#2富樫勇樹は、ファイナル進出を決めた栃木との第2戦で21得点、8アシストと大車輪の活躍。ベストディフェンダーを受賞した#9遠藤祐亮らにマークされながらも、エースの役割を全うした。CSを通じて千葉の戦いからは、勝負どころの我慢強さが目立つ。相手に流れが傾きかけたタイミングで的確にその芽を摘み、辛抱強く自分たちのペースに持ち込む試合運びを見せている。これは昨シーズンのファイナルで千葉に足りなかった要素で、爆発的な得点力をキープしつつ、昨シーズン以上のメンタル面での強さが今シーズンの大きな変化だったと言えるだろう。

 

馬場雄大(A東京#6)

 

 対するA東京はワイルドカードから横浜への切符をつかんだ。クォーターファイナルでは新潟相手に2戦とも最終盤までもつれる大激戦をモノにし、勝負強さを発揮。エースの#24田中大貴が本調子でない中、司令塔の#3安藤誓哉やシックスマンの#6馬場雄大らがその穴を埋めて余りある活躍を披露した。セミファイナルの琉球戦でも最終第3戦の末にシリーズ勝利を決めた。この試合では田中も復調の兆しを見せ、リーグ最強クラスのディフェンス力を誇る琉球に対して、前半でターンオーバーはわずかに1。安定感の高さを見せ付けた。

 

 コアメンバーをほとんど変えずにシーズンを戦い、圧巻の完成度を見せた両クラブだけにファイナルでは、いかにターンオーバーを少なく抑えるか、そしてメンタル面での安定の二点がポイントとなるだろう。A東京の連覇に注目が集まる中で、千葉としてはリベンジを果たす最高の舞台が整った。昨シーズン同様に真っ赤に染まることが予想される横浜アリーナで、令和時代初の王座を手にするのはどちらのクラブとなるか。 〈続きを読む

 


MATCH PREVIEW

QUARTERFINALS

SEMIFINALS

FINAL