月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2022.09.20

B1全24クラブが集結!名古屋Dと三河による“ココロたぎる”開幕戦は9月29日!

 

 9月29日の名古屋ダイヤモンドドルフィンズとシーホース三河の“愛知ダービー”を先出しのオープニングゲームとして、Bリーグの2022-23シーズンがいよいよスタートする。それに先立って本日9月20日に都内にて「B.LEAGUE 2022-23 SEASON TIPOFF CONFERENCE」が行われ、B1の全24クラブから新たなユニフォームに身を包んだ代表選手が各1名登壇。シーズンに向けた決意を語った。

 

 まず、登壇したのはBリーグの島田慎二チェアマンで、「Bリーグの価値を一言で表現したい」という思いを込めた『ココロ、たぎる。』というリーグパーパスについて説明。たぎる、という言葉のとおり会場や配信で試合を見て熱狂することがリーグの価値であるということを改めて強調した。

 

 このパーパスをもとに選手それぞれがシーズンに向けた思いをクリップに書き記したが、オープニングゲームを戦う名古屋Dから参加の須田侑太郎は「アグレッシブ」、三河の柏木真介は「ハードワーク」という言葉をチョイス。

 

 

 それぞれの言葉について、須田は「ドルフィンズは攻守共にアグレッシブが持ち味のチームなので、今シーズンはそこにより磨きをかけて応援してくださっている方々にエキサイトしてもらえるような試合ができればと思います」と、自チームのカラーをさらに洗練した戦いを見せることをその言葉に込めた。

 

 対する柏木は「うちのチームは若い選手が多いので、よりエネルギッシュに激しく戦うにはハードワークというのが必要かなと。今シーズンはそれをテーマに戦っていきたい」と、意気込んでいる。両チーム共にエナジーを持ってハードにプレーしていくという意味では、近い言葉を選んだことになる。

 

[ads 2]

 

 そんな名古屋Dと三河だが、昨季は4試合対戦して2勝2敗と星を分け合っており、共にコアメンバーは今季も変わらず。名古屋Dにはモーリス・ンドゥール、三河にはカイル・オクインというNBAでのプレー経験もある実力派のビッグマンを新たに迎え入れるオフの補強や、日の丸を背負う選手が複数在籍することを含めたタレントレベルの面でも近い位置にあるチーム同士だ。

 

 

 柏木は名古屋Dとのオープニングゲームについて、「シーホースとドルフィンズは昔からのライバル関係なので、このオープニングゲームには個人的にすごく意味があるというか、負けられない気持ちも強いし、三河や名古屋Dのファン、ブースターの方にも特別な意味があると思います。よりお互いのチームの気持ちが入ったゲームになる」と愛知ダービーを心待ちにしている様子。

 

 新加入のオクインについても、「NBAや海外での経験が長いので、一言で言えばすごく賢い。本当にクレバーなプレーをするので、合流して間もないですが、徐々にシーズンを通してチームにフィットしてくれたらいいなと思います。チームにすごく力を与えてくれている」と期待を寄せている。

 

 対する須田は、このオフに日本代表としてブレイクアウトした自身の経験から、「日本代表活動は僕のキャリアの中で初めてのチャレンジでした。そこで2か月半ほど戦い抜けたことは自信になりましたし、この経験をチームにも還元できるようにやっていきたい」と、中心選手の1人としてチームをけん引していく構えだ。

 

 

 アップテンポなオフェンスと3Pシュートが武器の名古屋D、そしてそれに対抗するフレッシュさとクレバーさが魅力の三河。

 

 先出しのオープニングゲームを戦う両チームが、われわれファンのココロをたぎらせてくれるに違いない!

 

写真/©︎B.LEAGUE

取材・文/堀内涼(月刊バスケットボール)



PICK UP