月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2021.04.24

B1終盤戦、チャンピオンシップ進出権の行方

 B1東西両地区の優勝チームも決まり、リーグ戦が大詰めを迎えている。両地区の上位3チームと、それらを除く14チーム中の上位2チームを加えた8チームで展開されるチャンピオンシップは5月13日から17日の期間でホームコートアドバンテージを獲得したチームが日程を組む。それまでに各チームに残された試合数はどこもすでに10試合を切っており、ポストシーズン進出の可能性を残しているチームも10チームまでに絞られた。
宇都宮ブレックス(47勝9敗)の優勝が確定している東地区は、2位の千葉ジェッツ(35勝14敗)と3位の川崎ブレイブサンダース(38勝16敗)が0.5ゲーム差でクォーターファイナルにおけるホームコートアドバンテージ獲得争いを展開している。ただし、チャンピオンシップ出場が確定しているのは宇都宮だけで、両チームはとも今後の動向しだいということになる。
千葉と川崎に加えて3位以内に入る可能性を残しているのは、4位のサンロッカーズ渋谷(36勝19敗)と5位の富山グラウジーズ(36勝20敗)。また、6位のアルバルク東京(30勝20敗)も、東地区3位以内の可能性途絶えたものの、リーグ全体の順位で8位以内に入ってチャンピオンシップ進出を果たす可能性が残されている(現時点でのリーグ全体における順位は9位)。
西地区も、優勝を決めた琉球ゴールデンキングス(38勝12敗)以外はまだチャンピオンシップ進出を決めたチームはない。現時点ではシーホース三河(29勝18敗)が2位、大阪エヴェッサ(28勝18敗)が3位で、こちらも両チームが0.5ゲーム差でホームコートアドバンテージ獲得争いを展開中。また、4位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(31勝23敗)と大阪のゲーム差も1しかなく、名古屋にも3位以内に入る可能性が残されている。
現時点でBリーグ発表によるポストシーズンのシード争いは以下のような状況だ。

 

※宇都宮と琉球は所属地区優勝とチャンピオンシップ進出が確定済み

※背景色付きのチームは現時点でチャンピオンシップ圏内

※背景色付きで赤い文字のチームはワイルドカード

※背景色なしで赤い文字のチームはチャンピオンシップ圏外ながら進出の可能性のを残しているチーム

 

 両地区2位以下でチャンピオンシップ進出の可能性のある8チームの今後の対戦相手は以下のとおりとなっている。川崎は4月24日の試合で勝つか、A東京が敗れればその時点でチャンピオンシップ進出が確定する。

 

千葉 横浜(4.24-25)、琉球(4.28)、A東京(5.1-2)、琉球(5.5)、秋田(5.8)、渋谷(5.10)
三河 島根(4.24-25)、広島(4.28)、三遠(5.1-2)、滋賀(5.5)、大阪(5.8-9)
川崎 宇都宮(4.24-25)、A東京(4.28)、渋谷(5.1-2)
大阪 三遠(4.24-25)、横浜(4.28)、滋賀(5.1-2)、広島(5.5)、三河(5.8-9)
渋谷 北海道(4.24-25)、川崎(5.1-2)、千葉(5.10)
富山 新潟(4.24-25)、北海道(5.1-2)
A東京 秋田(4.24-25)、川崎(4.28)、千葉(5.1-2)、横浜(5.5)、新潟(5.7)
名古屋D 琉球(5.1-2)

 

 現時点の成績で仮にクォーターファイナルの組み合わせを出してみれば以下のとおりとなる。

 

☆宇都宮(自地区1位/二地区間1位) vs 富山(ワイルドカード下位)
川崎(自地区3位/二地区間1位) vs ☆三河(自地区2位/二地区間2位)
☆千葉(自地区2位/二地区間1位) vs 大阪(自地区3位/二地区間2位)
渋谷(ワイルドカード上位) vs ☆琉球(自地区1位/二地区間2位)

☆はホームコートアドバンテージを有するチーム

 

■Bリーグ公式サイトのポストシーズン特設ページ

https://www.bleague.jp/postseason/2020-21/

 

(月刊バスケットボール)

 



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