月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2021.06.04

テーブス海(宇都宮ブレックス)がBリーグ2020-21最優秀新人賞を受賞

「未来のスター」の称号を手にしたテーブス海は、会見では(写真/©B.LEAGUE)

 

 Bリーグが6月3日にオンライン配信で開催した『B.LEAGUE AWARD SHOW 2020-21』のDAY1で、テーブス海(宇都宮ブレックス)がBリーグ2020-21最優秀新人賞を受賞した。


B.LEAGUE AWARD SHOW 2020-21 は、新型コロナウイルス感染症の多大な影響を受けたBリーグ5シーズン目の節目を「これから始まる新しい時代」のはじまりと位置付け、常に BREAK THE BORDER を目指す B.LEAGUE であることを誓う、未来に対する決意表明の場という、大きな意義を持つイベントとして開催された。その中でテーブスが受賞した最優秀新人賞は、今後の発展を担う「未来のスター選手」の象徴となるアワード。過去の受賞者は初年度からベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)、馬場雄大(当時アルバルク東京、現豪NBLメルボルン・ユナイテッド)、岡田侑大(当時シーホース三河、現富山グラウジーズ)、前田 悟(富山グラウジーズ)の4人。いずれも受賞後に着実なステップアップを見せている。


AWARD SHOW DAY1では最優秀新人賞のテーブスを含む新人賞ベストファイブに選出された小酒部泰暉(アルバルク東京)、増田啓介(川崎ブレイブサンダース)、寺嶋 良(京都ハンナリーズ)、アイザイア・マーフィー(広島ドラゴンフライズ)のうち、マーフィーを除く4人が会場に登場。和装と洋装のミックススタイルを身に纏い、華やかな舞台に立った。

 

 史上5人目の最優秀新人賞となったテーブスは、受賞の感想を「今シーズンは素晴らしいルーキーがいっぱいいたので、誰が受賞してもおかしくないと思うんですけど、本日こうやって選んでいた伊達、本当にうれしく思っています」と話し、「僕は宇都宮ブレックスで素晴らしいチームメイト、コーチ陣、チームのスタッフ、そしてファンの方々に恵まれているので、本当に感謝しています。これからも満足せず頑張っていきますので、よろしくお願いします。ありがとうございます」と謙虚に喜びを表現した。その後の会見ではコロナ禍でのシーズンを振り返るように、「最後にこうしてみんなで集まって授賞できてよかったです」とも話していた。


テーブスは宇都宮入りする前に一度、NCAAディビジョンIのノースキャロライナ大ウィルミントン校で2シーズンプレーした経験がある。本場のフィジカルの強さやスピードに対抗することで鍛えられたスキルと恵まれた身体能力は、B1のトップレベルでも脅威だ。今シーズンは60試合すべてに出場機会を得、平均16.2分で6.0得点、2.6アシストを記録。スタートは3試合のみだが、ベンチからスパークをもたらす重要な戦力として、ファイナルに進出してGAME3まで戦った宇都宮に大きく貢献した。
この日のAWARD SHOW DAY1では、最優秀新人賞と新人賞ベストファイブを含め以下の各賞と個人成績のリーダーズ表彰が発表されている。


チャンピオンシップ最優秀選手賞

セバスチャン・サイズ(千葉ジェッツ/初受賞)

 

最優秀ヘッドコーチ賞

大野篤史(千葉ジェッツ/初受賞)


最優秀審判賞

加藤誉樹(5年連続5回目)

 

B2レシュラーシーズン最優秀選手賞/B2プレーオフ最優秀選手賞

トレイ・ジョーンズ(群馬クレインサンダーズ/初受賞)

 

功労者表彰

桜木ジェイアール(初受賞)


レギュラーシーズン最優秀インプレッシブ賞

並里 成(琉球ゴールデンキングス/初受賞)

 

最優秀新人賞/新人賞ベストファイブ
テーブス海(宇都宮ブレックス/初受賞)

 

新人賞ベストファイブ

小酒部 泰暉(アルバルク東京/初受賞)

 

新人賞ベストファイブ

増田 啓介(川崎ブレイブサンダース/初受賞)

 

新人賞ベストファイブ

寺嶋 良(京都ハンナリーズ/初受賞)

 

新人賞ベストファイブ

アイザイア・マーフィー(広島ドラゴンフライズ/初受賞)

 

個人成績のリーダーズ表彰B1編

個人成績のリーダーズ表彰B2編

 

写真/©B.LEAGUE
文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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