月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2022.01.15

B.LEAGUE ALL-STAR GAME、2023年は茨城、2024年は沖縄での開催が明らかに

 B.LEAGUE ALL-STAR GAMEの今後2年間の開催地が、理事会決議を経て2023年は茨城県水戸市、2024年は沖縄県沖縄市に決まった。開催中止となったB.LEAGUE ALL-STAR GAME 2022 IN OKINAWAに代わり、当初の開催予定日だった1月15日にオンラインで開催されたB.LEAGUE ALL-STAR GAME 2022 IN STUDIOのライブ配信で、島田慎二チェアマンが明かした。


B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023は、茨城ロボッツのホームアリーナで昨年のオールスター開催地として決まっていたアダストリアみとアリーナ(茨城県水戸市)が会場となる。水戸市は、昨年のB.LEAGUE ALL-STAR GAME 2021が開催されるはずだった町だが、残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響により無念の開催中止という決断をせざるを得なかった経緯がある。

 

B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023の会場となるアダストリアみとアリーナ(写真/©B.LEAGUE)

 


オールスターゲーム招致に向けて18,000名以上の署名が集まるなど、ファン・地元の思いは熱く、開催地クラブである茨城ロボッツも、地元ラジオ放送局の株式を取得するなど地域に根ざした活動を継続していることから、オールスターゲームのテーマである「B.STYLE」を「水戸ど真ん中再生プロジェクト」との連携等によって実現できることが期待される。水戸市側からも2021年と同様の協力の意向を受けていることから、2023年の“リベンジ開催”が決定した。


2024年の開催地となる沖縄市は、新型コロナウイルス感染症の影響により今回開催中止となってしまったが、沖縄県・沖縄市および琉球ゴールデンキングスの多大な協力のもと、開催直前まで順調に準備を進めていた。会場となる沖縄アリーナは、規模・仕様の観点からBリーグが目指す「夢のアリーナ」の象徴となる存在。アリーナとクラブの一体経営のモデルケースでもあり、地域との強固な協力体制も築けていることから、2年後の開催が決定した。

 

沖縄アリーナは、あらためて2024年にB.LEAGUE ALL-STAR GAMEを開催する機会を得た(写真/©B.LEAGUE)

 


この決定を受け、茨城ロボッツの⻄村⼤介代表は「今度こそ⽔⼾にオールスターがやってきます!」と題したコメントをクラブ公式サイトで発信し、地元のファンに向けて「茨城・⽔⼾の皆さん、1年間をかけてこの祭典を盛り上げていきましょう!」と呼びかけている。また琉球ゴールデンキングスも、クラブ公式サイトで「B.LEAGUE ALL-STAR 2024の開催地として、全国にほかの候補地があるにも関わらず、あらためて沖縄を選んでいただき恐縮しています。チェアマンをはじめBリーグと全Bクラブとファンへ御礼申し上げます。2024年には全国から皆さまを沖縄アリーナでお迎え出来ることを願って止みません」と球団としてのコメントを発信した。


☆島田慎二Bリーグチェアマンのコメント
B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023をアダストリアみとアリーナ、B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2024を沖縄アリーナで開催することを決定しました。
どちらも、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となったオールスターゲームの開催地となっていたアリーナであり、いわば「リベンジ開催」となります。中止という苦渋の決断を下すことになりましたが、それぞれ開催地の自治体や地域の皆さまには多大な協力をいただき開催直前まで準備を進めていた経緯があります。関わってくださる皆さまに改めて感謝を申し上げるとともに、オールスターゲームの開催により地域に元気や活力を還元できるよう、リーグ、開催地クラブ一丸となって取り組んでまいりたいと思います。


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(月刊バスケットボール)



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