Bリーグ

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2021/06/28

2026-27シーズン“新B1”将来構想で高まるバスケ推進機運

 Bリーグが、2026-27シーズンからのリーグ構造改革「将来構想」についてのクラブ審査基準等概要を決定し、6月22日に発表した。

 島田慎二チェアマン自らがプレゼンテーションを行った将来構想の中では、結果として「日本中がバスケで盛り上がっている」、「多くのBリーグクラブ出身プレーヤーたちが世界の舞台で活躍している」、「夢のアリーナを中心にたくさんの人が集まり地域活性化がなされている」、「(Bリーグが)バスケを通じて地域や社会の課題解決に寄与する」といった、Bリーグとして描く未来像が示されている。

 

NBAに次ぐ世界第2のリーグのビジョン


 島田チェアマンは、「世界に伍する」という言葉の意味合いとして、NBAに次ぐハイレベルな競技力と事業力を描いていることも明かした。そんな言葉を聞けば、将来的にはより国際的に、例えばNBAやユーロリーグのクラブとBリーグのクラブが対戦するような状況も想像したくなるというものだ。
 オーストラリアのNBLでは、2020-21シーズンにリーグ制覇を成し遂げたメルボルン・ユナイテッドで、元アルバルク東京の馬場雄大が際立った活躍を見せた。また、2020-21シーズンにB2のアースフレンズ東京Zでプレーしたケイン・ロバーツは、その活躍を足掛かりとして、2021-22シーズンからはNCAAディビジョンIのストーニー・ブルック大学で新たなキャリアを切り開こうとしている。

 将来構想の中でプレーヤーのキャリアプラニングについて具体的に何かが述べられたわけではないが、これまでも世界で活躍する人材の輩出を目指してきたリーグが、全体的なレベルとして世界に伍すると望むのだ。クラブの競技力と事業力が並行して高まっていけば、彼らのようにBリーグから世界に羽ばたく人材もさらに出てくるだろう。
 逆に、海外の有力プレーヤーやコーチがBリーグに来たいと思うようにもなるに違いない。というよりも、すでに現在そうなってきているが、それがさらに加速していくだろう。

 2020-21シーズンのチャンピオンになった千葉ジェッツで、チャンピオンシップMVPに輝いたセバスチャン・サイズは、FIBAワールドカップ2019のヨーロッパ大陸予選ではスペイン代表として活躍したプレーヤーだ。シーホース三河が新たに契約した身長206cmのフォワード、ジェロード・ユトフ(Jarrod Uthoff)は元NBAプレーヤー。しかもメンフィス・グリズリーズとメンフィス・ハッスル(グリズリーズのGリーグチーム)で渡邊雄太(現トロント・ラプターズ)と、ワシントン・ウィザーズで八村 塁とチームメイトだったという話題性のあるタレントだ。

 B3の新規参入クラブ、アルティーリ千葉がヘッドコーチに招聘したアンドレ・レマニス氏は、昨年までオーストラリア代表を率いていた。リオオリンピックとFIBAワールドカップ2019で世界の4強入りを果たした実力者が、「日本で頑張ってみよう」と思えるだけの魅力がBリーグあればこそ、こうした有能な人材の流入も起こりうる。2026-27シーズン以降の将来構想は、さらにその魅力が高まっていくことを期待させる。

 

サイズはFIBAワールドカップ2019のよろっぱ予選でスペイン代表としてプレーしたワールドクラスのタレントだ(写真/©fiba.basketball)

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