月バスTOPICS

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2020/09/25

バスケ英語企画『B IS FOR BASKETBALL』 crossoverってなに?

バスケットボールのABC Part2 Crossover


 ここでは月刊バスケットボール2020年11月号131ページに掲載した、バスケに関する英語表現を紹介する企画『B IS FOR BASKETBALL』を補足しています。第2回目となる今月はcrossoverがテーマ。ぜひ誌面も併せてお読みいただき、バスケで英語を楽しんでいきましょう。イラストにはマナミさんという女性プレーヤーが出てきますが、crossoverのマナミとくれば? そう、今回は元日本代表の藤岡麻奈美さん(現千葉英和高等学校アシスタントコーチ)をゲストにお迎えしています^^
文=柴田 健 語学監修=Jorge Ribeiro, Michael Steenstra 絵=YU

 

 

crossover = cross+over ≒「横切る」+「向こう側にいく」

 

『B IS FOR BASKETBALL』はバスケットボールに関連する英語表現を毎号紹介する企画。学習というよりも楽しむことが目的で、月バス誌面とこのオンラインコンテンツを併せてご覧いただくと、ほんの10分弱でいくつかの表現がスッと頭の中に吸収されます(…ってホントか!?^^;)。
 とにかく、さっそくcrossoverという表現を深堀りしていきましょう。

 

 crossoverという言葉は、crossとoverのハイブリッド。crossは特定の空間を横切る様子を指し、overはある場所を乗り越えて向こう側に行くような意味合いを含んでいるので、バスケットボールにおけるcrossoverは、「相手ディフェンダーを素早いフェイントで左右に揺さぶって抜き去る(相手の目前を横切ってその向こう側に行く)ための切れ味鋭いドリブルテクニック」と解釈できます。また、実際に抜いていかずとも、相手がバランスを崩したところでオープンのジャンプショットを放つような情景にもcrossoverが使われます。

 

 このcrossoverの名手と言えば、今春現役生活に終止符を打ち、現在千葉英和高等学校女子バスケットボール部のアシスタントコーチとして新たなチャレンジを始めたばかりの藤岡麻菜美さんが浮かびます。藤岡さんと言えば2017年のFIBAアジアカップで日本代表の優勝に大きく貢献し、同大会のベストファイブにも選出されたワールドクラスのポイントガード。crossoverの鋭さと「え、そこを通すの!?」と思わせるようなラストパスを武器に、国内ではJX-ENEOSサンフラワーズの一員として2019-20シーズンまで活躍しました。

 今回は、その藤岡さんにもちょっと遊んでいただきました。ここで紹介しているスペシャルムービーでは、藤岡さんがcrossoverの発音はもちろん、ライム(韻を踏んだ文章)の発音にもおつきあいくださっています。

 

 さてcrossoverの言葉の解説に戻りましょう。発音記号はkrɔ́sòuvərとなり、音素としてはc、r、o、ss、o、v、erの7つに分解できます。(発音例は動画をご参照ください)。カタカナ表記はクロスオーバー、あるいはクロスオーヴァーと書かれる人もいるでしょう。どちらが正解かといえば、書き手の好みで統一すればどちらでもよいのではないでしょうか。

 

 月バス11月号で紹介しているライムはcrossoverをフィーチャーしてますが、動画で藤岡さんは、誌面に掲載していない以下フレーズにもトライしてくださっています。

 

She’s shaking and baking
And making the defender
Look like she’s faking.


 この文面は前月に続き編集部が用意し、Michael Steenstra(近年NCAAやNBAの取材でお世話になっていきた記者)の助言を加えたものです。take、killer、crossover、shaking、baking、making、look、like、fakingというふうに、kが何度も出てきてキンキンキンキン繰り返すので、長いですがリズムに乗ってしまえば覚えやすいかも…。実況アナウンサーの気分で、藤岡さんのcrossoverを頭に思い浮かべながらやってみていただければ、いっそう楽しんでいただけると思います。…ということで、ぜひ皆さんもご一緒にやってみてください!

 


crossoverと似た意味を持つ表現

 

 月バス誌面では今月も、crossoverと似た意味を持つ表現(synonym)を紹介しました。その中で最後のshake and bakeは、NBAを好きな方ならばよく聞く、覚えておいて損はないフレーズではないでしょうか。

 ジャマール・クロフォード(ブルックリン・ネッツ)やケンバ・ウォーカー(ボストン・セルティックス)などが、対峙したディフェンダーを鋭いドリブルフェイクで振り回して転ばせてしまうようなシーンで、実況アナウンサーがこのフレーズを絶叫するのをよく耳にします。シェイクしてベイク、つまりシャッシャッと振ってカラッと揚げちゃう、っということは、簡単に相手を料理してしまうという…。おもしろい言い回しですよね(笑)

 

 さて、誌面とウェブコラム、動画というコンテンツセットをご覧いただくには10分弱で足りるかもしれませんが、その短い時間でcrossoverを身につけられるのか…^^; 確約はできませんが、今月もリラックスしてお楽しみいただけるよう願っております。誌面では別企画でもcrossoverのテクニックを大特集しており、そこでも藤岡さんによるご自身のプレー解説を掲載中。ぜひそちらもご覧ください‼

 

 

このイラストを手掛けたYUの公式YouTubeもぜひチェックしてみてください。『YUの訪問先【YU's Journey】』
https://www.youtube.com/channel/UCMzItLndJPcPmywC28AWQJA

 

(月刊バスケットボール)


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