月刊バスケットボール5月号

12月21日、バスケの誕生日に向けてバスケ愛を語れ!

12月22日までツイッターで #バスケの日 のハッシュタグとバスケ愛を語るコメントを投稿して盛り上がろう

 

「バスケ愛語り合いウイーク」に参加しよう

 

 まもなくやってくる12月21日(月)はバスケットボールにとって特別な意味を持っている。1891年のこの日、ジェームス・ネイスミス博士が考案したこの競技の歴史上最初の試合が行われたのだ。

 

 この特別な日に、ツイッターでバスケの誕生日を祝うハッシュタグキャンペーンが行われるとのお知らせが、「12月21日はバスケットボールの日実行委員会(代表・島本和彦氏)」から舞い込んだ。みんなで集まる必要も、お金を使う必要もなく、単純にバスケの誕生日をお祝いする趣向で、今日から12月22日(火=アメリカ時間で12月21日)まで、ツイッターで #バスケの日 のハッシュタグとバスケ愛を語るコメントを投稿して盛り上がろうという呼びかけである。

 

 バスケットボールの史上最初の試合では、ゴールとして桃の籠がつるされ、ボールはサッカーボールだったという。バックボードはなく、ボールがゴールに入ると籠の底が抜けていないので毎回取り出す作業が伴った。出場できる人数は1チーム当たり9人。ドリブルというプレーはなくボールの行き来はパスのみによって行われた。

 

 この試合に日本からの留学生、石川源三郎が参加していたことも知られている。石川はこの日のスケッチをネイスミス博士に託し、ネイスミス博士はそれを使って競技普及を図る雑誌広告を出した。

 

 このような“ファースト・ゲーム”のエピソードが記録されていることはまれで、他の競技ではあまり例がない。しかもその場に日本人の若者が参加していたという事実に、バスケットボールと日本のありがたい縁を感じざるを得ない。近年徐々にこの事実が広く知られるようになってきているが、これからの世代にもきちんと伝えていくのが大切だ。

 

 2011年以降、「12月21日はバスケットボールの日実行委員会」はこの日の前後に「バスケの誕生会」を毎年開催してきていたが、今年はコロナの影響でそれを見合わせている。そのような中、このハッシュタグキャンペーンで価値ある伝統を感じながら「バスケ愛語り合いウイーク」を楽しむことができそうだ。

 

 このキャンペーン最終日の12月22日は、偶然にも東京でウインターカップ2020が、アメリカでNBAレギュラーシーズンが開幕する前日という最高のタイミング。どしどし参加してバスケットボールを盛り上げよう!

 

前回行われたバスケの誕生日会での写真(狛江市総合体育館で2019年12月15日に撮影)

 

文=柴田 健/月バス.com

(月刊バスケットボール)



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