月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2022.05.07

マット・ボンズ(長崎ヴェルカ)がB3リーグ2021-22シーズンMVPに

 B3リーグが5月6日に2021-22シーズンの個人表彰を発表、年間MVPに優勝した長崎ヴェルカのマット・ボンズが選出された。


ボンズは身長196cmのパワーフォワードで、今シーズンは平均21.9得点、10.8リバウンド、2.6アシストにリーグ3位の2.19スティールというアベレージで長崎のチャンピオンシップランに大きく貢献した。フィールドゴール成功率も、2P成功率が67.8%、3P成功率が39.1とハイレベル。そしてなにより、長崎のチーム内において欠場なしの全48試合出場を果たした4人のプレーヤーのうちの一人であり、出場時間がチーム最多の1,260分(平均26.3分)だった。45勝3敗(勝率.938)という快進撃でシーズンを終えた長崎の中でも、欠くことのできない大黒柱呼ぶにふさわしい大活躍だった。

 


B3の年間MVPに輝いたマット・ボンズ(©月刊バスケットボール)

 

 

 

 長崎からは他にも、年間ベスト5にポイントガードの狩俣昌也とパワーフォワードのジェフ・ギブスが選ばれた。狩俣は3P成功率44.7%(199本中89本成功)が、ギブスはフリースロー成功率85.4%(151本中129本成功)が、ともにリーグ2位の好成績だった。両者ともベテランらしくリーダーシップを発揮する場面も多く、ボンズとともにチームを優所いうに導いた立役者の一人だ。


またベスト5には、37勝7敗(勝率.841)の成績で2位となりB2昇格決定戦2021-22に臨むことが決まっているアルティーリ千葉からも、ポイントガードの杉本 慶とセンターのイバン・ラべネルと複数のプレーヤーが名を連ねた。杉本は今シーズンの平均6.21アシストがリーグ1位。ラべネルは22.29得点が同3位だった。


ベスト5に選出されたもう一人のプレーヤーは、過去最高の34勝13敗(勝率.723)の成績で昨シーズンの9位から4位に躍進した鹿児島レブナイズのシューティングガード、アンソニー・ゲインズ・ジュニア。リーグ2位の平均22.51得点という得点力に加え、2.6スティールがリーグ1位であり、対戦相手にとっては攻守に大きな脅威となる存在だった。また、鹿児島においては全47試合で出場を果たした2人のプレーヤーのうちの一人でもあった。

 

 アルティーリ千葉とB2昇格決定戦2021-22を戦うトライフープ岡山からは、得点王のクリストファー・オリビエとフリースロー成功率1位の向井祐介と、二人のスタッツリーダーが誕生している。B3リーグ2021-22シーズンの個人表象とスタッツリーダーは以下のとおりだ。


☆ 個人表彰

年間MVP マット・ボンズ(長崎ヴェルカ#5)
年間ベスト5 杉本 慶(アルティーリ千葉#11)
狩俣昌也(長崎ヴェルカ#4)
アンソニー・ゲインズ・ジュニア(鹿児島レブナイズ#23)
イバン・ラベネル(アルティーリ千葉#30)
ジェフ・ギブス(長崎ヴェルカ#34)

 

☆リーダーズ

得点王 クリストファー・オリビエ(トライフープ岡山#31) 平均.23.78
アシスト王 杉本 慶(アルティーリ千葉#11) 平均6.21
リバウンド王 ジェイス・ジョンソン(岐阜スゥープス#34) 平均16.20
フリースロー成功率1位 向井祐介(トライフープ岡山#22) 91.67%
3P成功率1位 大城侑朔(東京八王子ビートレインズ#99) 44.93%
スティール王 アンソニー・ゲインズ・ジュニア(鹿児島レブナイズ#23) 平均2.60
ブロックショット王 ロバート・サンプソン(山口ペイトリオッツ#12) 平均1.94

 

(月刊バスケットボール)



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