B1チャンピオンシップは5月15日にクォーターファイナル3試合が行われた。昨シーズンのチャンピオン、千葉ジェッツが宇都宮ブレックスをホームの船橋アリーナに迎えて行われた第2戦では、アウェイの宇都宮が前日に続く連勝でセミファイナル進出を決め、千葉Jの連覇を阻止した。また、川崎市とどろきアリーナで行われた川崎ブレイブサンダースと名古屋ダイヤモンドドルフィンズの第2戦も川崎が連勝でシリーズを制した。

　この結果セミファイナルのうち一つの組み合わせは川崎対宇都宮となることが決まった。両チームの対戦は5月21日（土）から川崎市とどろきアリーナで行われる。

　もう1試合、松江市総合体育館での島根スサノオマジックとアルバルク東京のシリーズは、A東京が第2戦を制して16日（月）の第3戦に勝負が持ち越しとなった。このシリーズの勝者は、セミファイナルで琉球ゴールデンキングスと対戦することになる。　

島根スサノオマジックvsアルバルク東京
第2戦（松江市総合体育館）

セバスチャン・サイズはゲームハイの21得点でA東京を救った（写真／©B.LEAGUE）

島根スサノオマジック　57（20 07 17 13）
アルバルク東京 91（18 27 24 22）
※シリーズは1勝1敗で第3戦へ
島根スサノオマジック：　リード・トラビス（13 得点）、安藤誓哉（11得点、3P成功率60.0%、5リバウンド、5アシスト）、ニック・ケイ（11得点、5リバウンド）
アルバルク東京：　セバスチャン・サイズ（21得点、フィールドゴール成功率57.1%、3P成功率60.0％、8リバウンド）、アレックス・カーク（18得点、フィールドゴール成功率85.7％、6リバウンド）、小酒部泰暉（12得点、フィールドゴール成功率50.0%、3P成功率50.0%、4アシスト）、田中大貴（11得点、4リバウンド、4アシスト）、ザック・バランスキー（3得点、10リバウンド、2スティール）、ジョーダン・テイラー（1得点、8リバウンド、3アシスト、2スティール）

バランスの良い活躍でチームをけん引した安藤誓哉だが、勝利はならず（写真／©B.LEAGUE）

千葉ジェッツvs宇都宮ブレックス
第2戦（船橋アリーナ）

第4Q終盤、チームの74点目となる決定的な3Pショットを成功させた遠藤祐亮（写真／©B.LEAGUE）

千葉 70（09 16 23 22）
宇都宮　77（23 12 21 21）
※シリーズ2勝目を挙げた宇都宮はセミファイナルに進出
千葉Jトップパフォーマー：　富樫勇樹（17得点、3リバウンド、6アシスト）、ジョン・ムーニー（13得点、16リバウンド、フィールドゴール成功率54.5％）、ジョシュ・ダンカン（10得点、フィールドゴール成功率50.0％）、クリストファー・スミス（10得点、フィールドゴール成功率50.0％、3P成功率50.0％）
宇都宮トップパフォーマー：　鵤 誠司（16得点、フィールドゴール成功率50.0％）、比江島 慎（14得点、3リバウンド、5アシスト）、テーブス海（14得点、3P成功率50.0％［フィールドゴールはすべて3Pショット］、6リバウンド、4アシスト）、ジョシュ・スコット（4得点、11リバウンド）

競った終盤、粘り強く勝ちにいっていた富樫勇樹。連覇はならず（写真／©B.LEAGUE）

川崎ブレイブサンダースvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
第2戦（川崎市とどろきアリーナ）

第4Qのここぞの3Pショットなど、篠山竜青のプレーはチームに勢いをもたらした（写真／©B.LEAGUE）

川崎 85（22 19 23 21）
名古屋D　70（21 15 18 16）
※シリーズ2勝目を挙げた川崎はセミファイナルに進出
川崎トップパフォーマー：　ニック・ファジーカス（18得点、フィールドゴール成功率60.0％、11リバウンド、7アシスト）、パブロ・アギラール（14得点、フィールドゴール成功率62.5％、12リバウンド）、マット・ジャニング（11得点、3P成功率42.9％、7リバウンド）、篠山竜青（11得点、3P成功率60.0％、5アシスト）
名古屋Dトップパフォーマー：　張本天傑（22得点、フィールドゴール53.3％、3P成功率66.7％、6リバウンド）、菊池真人（14得点、3P成功率40.0％、3リバウンド、4アシスト）、齋藤拓実（9得点、3P成功率42.9％、4リバウンド、7アシスト）

高確率の3Pショットで22得点。張本天傑は意地を見せた（写真／©B.LEAGUE）