月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2022.05.12

千葉ジェッツvs宇都宮ブレックス - B1チャンピオンシップクォーターファイナル展望

 昨シーズンのファイナリスト同士である千葉ジェッツと宇都宮ブレックスがいきなり激突するこの組み合わせは、それ以前から数々の激戦の歴史もあり間違いなく見応えのあるシリーズになるだろう。千葉Jでは富樫勇樹が2年ぶり2度目のアシスト王に輝いており、宇都宮でも比江島 慎が3P成功率ランキングで6位。両チームでの日本代表スターが熱戦に花を添える。


シーズン中の対戦成績は2勝2敗の五分。最初の2試合はどちらかが20点差以上をつけての1勝1敗、シーズン終盤の2試合ではどちらも3点差の接戦で1勝1敗だった(下記データ参照)。データ的にはハイスコアリングな展開になれば千葉Jが優位。しかしフィジカルなインサイドの競い合いで宇都宮が優位に立ち、千葉Jのトランジション・オフェンスをスローダウンできるようなら宇都宮が優位になるのではないだろうか。

 


左=富樫勇樹、右=田臥勇太(©B.LEAGUE)


☆千葉ジェッツvs宇都宮ブレックス クォーターファイナル日程(会場:船橋アリーナ)
5月14日(土) 15:05
5月15日(日) 15:05
5月16日(月) 19:05


☆対戦成績
2021-22リーグ戦 2勝2敗
10月27日(ブレックスアリーナ宇都宮) 宇都宮〇100-75×千葉J
3月9日(船橋アリーナ) 千葉J〇93-66×宇都宮
4月30日(ブレックスアリーナ宇都宮) 宇都宮×71-74〇千葉J
5月1日(ブレックスアリーナ宇都宮) 宇都宮〇72-69×千葉J

 


☆両チームのキースタッツ
※各項目とも数値の右のカッコ内はリーグ順位
※ターンオーバーは少ない方から上位
千葉J
東地区1位(二地区間2位) 35勝10敗(勝率.778)
平均得点 88.1(2位)
フィールドゴール成功率 47.8%(5位)
3P成功率 36.8%(3位)
フリースロー成功率 78.1%(3位)
平均リバウンド数 38.2(5位)
平均アシスト数 22.8(3位)
平均スティール数 6.5(13位)
平均ブロック数 2.4(13位)
平均ターンオーバー数 11.6(6位)

 

宇都宮
ワイルドカード上位(東地区4位) 40勝16敗(勝率.714)
平均得点 79.8(13位) 
フィールドゴール成功率 46.6%(9位)
3P成功率 34.5%(9位)
フリースロー成功率 72.7%(17位)
平均リバウンド数 38.3(4位)
平均アシスト数 20.4(13位)
平均スティール数 6.9(11位)
平均ブロック数 3.1(3位)
平均ターンオーバー数 10.9(3位)


☆両チームのトップパフォーマー
千葉J: 富樫勇樹(平均6.4アシスト=リーグ1位、フリースロー成功率87.0%=リーグ10位)、クリストファー・スミス(3P成功率40.2%=リーグ7位)
宇都宮: ジョシュ・スコット(平均9.8リバウンド=リーグ5位、平均1.3ブロック=リーグ5位)、比江島 慎(3P成功率42.0%=リーグ6位)

 


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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