月刊バスケットボール5月号

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2022.05.02

馬場雄大のメルボルン・ユナイテッド、NBLグランドファイナル進出逃す

 馬場雄大が所属するメルボルン・ユナイテッドが、5月2日にタスマニア・ジャックジャンパーズとのNBLプレーオフ・セミファイナル第3戦に臨み、73-76で敗れこのシリーズを1勝2敗の成績で落としグランドファイナル進出を逃した。メルボルンはレギュラーシーズンをトップで終えたが、昨年に続くNBL連覇達成はならなかった。

 

 馬場はこの試合に控えとして25分42秒プレーし、6得点に2リバウンドを記録した。勝利をもたらすことはできなかったが、競った展開となった第4Qにも試合終了までプレーした。

 

 メルボルンはこの試合の開始直前に中心的存在の一人であるガードのクリス・ゴールディングがウォームアップ中のふくらはぎの故障で出場できないことが発覚。チームに及ぼすダメージは大きく、結果的にカバーしきれずに終わった。ディーン・ヴィッカーマンHCは試合後の会見で「クラブとしてこのようなシナリオへの備えとして馬場雄大を獲得しました。それでパースで勝てましたし、クラブとしてロスターをうまく管理してくることができました」と話し、馬場の存在意義も評価していた。ただ、「このシリーズでは3Pショットで20%決めるのに苦労し、今日はフリースローを50%決めるのに苦労するという状態でした」とチームとしてのシューティングの不振を悔いていた。

 

 この黒星でメルボルンはの2021-22シーズンは終わりを告げた。勝利したタスマニアは、シドニー・キングスとのグランドファイナルに臨む。

 

 

(月刊バスケットボール)



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