月刊バスケットボール5月号

次世代のTOKYO DIMEを担う若手主体ユニット「Team SHIBUYA」が結成!バスケスクールも開校へ

 アルティーリ千葉の岡田優介、お笑い芸人の麒麟・田村裕と大西ライオンの3人が共同オーナーを務めていることでも有名な3x3プロクラブの「TOKYO DIME」が競技の普及発展とホームタウンである渋谷区との連携強化に向け、3つの新たな試みをスタートしていくこととなった。

 

TOPICS#1

若手の発掘・育成にフィーチャーした

「Team SHIBUYA」が結成

 

 一つ目が本稿のタイトルにもある若手主体ユニット「Team SHIBUYA」の結成だ。このユニットは、次世代のTOKYO DIMEを背負う20代の若手選手を中心に編成されたもので、ホームタウン渋谷の象徴となれるような将来性豊かな選手たちで構成されている。

 

 3x3界では国内外問わず若手選手の発掘・育成が大きなトピックとなっており、国内3x3クラブのパイオニア的な存在での一つであるTOKYO DIMEも若手にフィーチャーした取り組みを開始した形だ。

 

 このユニットの結成により、クラブ内の若手選手にさらなる出場機会を生み出すことができるだけでなく、同ユニットに所属している選手は国内トップリーグ「3x3.EXE PREMIER」に新設された「U23枠」へのロスター登録の可能性も。また、「3x3 JAPAN TOUR」や「3x3日本選手権大会」にも積極的に出場していく予定だそうだ。

 

 なお、「Team SHIBUYA」が単独で大会に出場する場合は「SHIBUYA DIME」として出場するそう。男女それぞれのユニットリーダーは、男子・益子輝楓(24歳)と女子・吉武忍(26歳)が務めていくこととなる。

 

写真左から益子、吉武

 

TOPICS#2

スキルに3x3の実戦体験ができる

バスケスクール開校!

 

 2つ目がバスケットボールスクール「DIME Basketball School 渋谷ひがし校」 の新規開校だ。2018年に開校した東陽町校を皮切りに、今年4月にはメープル日本橋校も開校、今回発表された渋谷ひがし校はクラブが運営する3校目のスクールとなる。

 

 同スクールのメインコーチは先に紹介した「Team SHIBUYA」の男子ユニットリーダーを務める益子が担当するそうで、第2および第4火曜日(月2回)の隔週開催で月額3000円(税込)。前半はスキルトレーニング、後半はゲーム形式というタイムスケジュールとなる。

 

 バスケットの基礎スキルに加えて3x3の実戦ゲームを楽める点は、3x3プロチーム直営ならでは。また、スクール後にはプロチームの練習見学も可能だそうで、身近にトップ選手を感じられる貴重な経験を味わうこともできる。

 

 スクール生の募集は本日よりスタートしており、U9、U13、U18の3クラス。詳細と申し込みはこちらから。

 

 

TOPICS#3

スポーツ振興への貢献が評され

「PLAY渋谷区」に正式認定 !

 

 そして最後の一つが、トップチームのユニフォームに「PLAY渋谷区」のロゴが掲出されることだ。

 

 まず、「PLAY渋谷区」とは何かというところから説明しよう。これは、渋谷区のスポーツ振興への貢献実績やスポーツ分野での功績を残したスポーツチームなどが認定を受けることができる制度で、Bリーグのサンロッカーズ渋谷やアルバルク東京、プロ野球の東京ヤクルトスワローズも認定を受けている。ここにTOKYO DIMEが加わったことは、3x3という競技の枠を飛び越えた貢献が評価された証し。

 

 今後はより明確な形で渋谷区の地域連携活動を推進していく決意も込めて、男子はユニフォームの左鎖骨部分に、女子は背面のネーム上の部分にそれぞれ「PLAY渋谷」のロゴマークを掲出することとなったというわけだ。

 

左が男子、右が女子の新ユニフォーム

 

 これまでも様々な取り組みで渋谷区を、3x3界を盛り上げてきたTOKYO DIME。おなじみのグリーンのユニフォームに更なる力を込めたチームは、「渋谷から世界へ!」のスローガンのもと、より一層の3x3の強化・普及発展に加え渋谷区のPRにも寄与していくことだろう。

 

(月刊バスケットボール)



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