月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.04.11

八村 塁(ウィザーズ)、今夏の日本代表活動は不参加

 日本時間4月11日(北米時間10日)にワシントン・ウィザーズでの今シーズン最終戦(シャーロット・ホーネッツとのアウェイゲーム)を終えた八村 塁が、試合後会見に応じ、その中で今夏の日本代表活動には参加しない意向を明かした。記者からの質問に八村は明確に「はい、しません」と回答。これにより、今夏の日本代表活動に含まれているFIBAアジアカップ2022(7月にインドネシアで開催)にも出場しないことが確認された。八村はかねてから、夏のオフには時間を取って体作りをしていきたいとの意向を語っていた。

 

 


八村はこの日の試合でスターターとしてシーズンハイに並ぶ21得点に4リバウンド、2アシスト、1スティールを記録したが、ウィザーズは108-124で敗れた。21得点を記録するのは今シーズン5度目。シーズンアベレージは11.3得点、3.8リバウンド、1.1アシスト、0.5スティール、0.2ブロックという数字。フィールドゴール成功率49.1%、3P成功率44.7%はいずれもキャリアハイで、特に3P成功率は規定に達していないものの、リーグ全体でトップのルーク・ケナード(ロサンゼルス・クリッパーズ、81試合消化時点で45.0%)にほぼ肩を並べる2位にあたる好成績だ。チームとしては、35勝47敗(勝率.427)でイースタンカンファレンス12位のフィニッシュとなった。


代表活動不参加を宣言した八村のプレーを次にみられるのは、9月30日(金)と10月2日(日)にさいたまスーパーアリーナで行われるNBA Japan Games 2022 Presented by Rakutenということになる。この日の会見で八村は、チームメイトに「僕の好きなすき焼きとかをお勧めしたいです」と話し、帰国とチームとしての来日を楽しみにしている様子だった。

 

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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