月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2022.04.07

金丸晃輔がBリーグ通算3P成功数600本に到達 – 史上4人目の快挙

 島根スサノオマジックのフォワード金丸晃輔が、4月6日にウィングアリーナ刈谷(愛知県刈谷市)で行われたシーホース三河との一戦でBリーグ通算3P成功数600本(B1リーグ戦)の記録に到達した。この記録は富樫勇樹(千葉ジェッツ、2021年10月23日達成)、ジュリアン・マブンガ(富山グラウジーズ、2022年1月9日達成)、岸本隆一(琉球ゴールデンキングス、2022年3月20日達成)に続く史上4人目の快挙となる。

 


写真/©B.LEAGUE



金丸はこの記録達成まであと3本に迫った状態でこの試合を迎え、第3Qに1本、第4Qに2本の3Pショットを決めて600本に到達した。特に記念すべき600本目は勝負に直結するビッグショットだった。


その一撃はレギュレーションの残り31秒、自らの目前で西田優大にイージーレイアップを許し71-76と5点を追うピンチとなった後の、タイムアウト明けという状況で生まれた。サイドラインからのインバウンドプレーで、ペイントで自身がぺリン・ビュフォードへのスクリーナーになるかと見せかけてニック・ケイのスクリーンを使って左コーナーに飛び出す。ジェロード・ユトフのカバーが一瞬遅れオープンになった金丸は、安藤誓哉のスローインを受けボールを放った。キャッチ&シュートだがボールを受けてリリースまでに方向を変えなければならない難しいショットだったが、これがきれいにネットに吸い込まれた。


このショットで74-76と2点差に追い上げた後、西田のドライブに対する白濱僚祐のクラッチ・ディフェンスとビュフォードの残り0.5秒での同点レイアップが続く。最後には、延長の末に90-84で島根が勝利。金丸はこの試合で3Pショットを8本中3本、2Pショットを4本中2本成功させて12得点を記録しており、昨シーズンまで在籍した古巣相手の勝利に対する貢献度は大きかった。


金丸の3Pショットは、今シーズンに関してはこの試合を終えた時点で197本中80本成功の成功率40.6%という数字。規定を満たしていないためトップ10のランキングに名を連ねてはいないものの、数字としてはリーグ5位相当の好成績だ。また、Bリーグ通算では1,396本のアテンプトでの600本成功到達。成功率は43.0%という高い数値となっている。


☆金丸晃輔の3Pショットシーズン別記録
2016-17 リーグ戦100/235(42.6%) CS6/14(42.9%)
2017-18 リーグ戦107/271(39.5%) CS5/12(41.7%)
2018-19 リーグ戦110/252(43.7%)
2019-20 リーグ戦 60/134(44.8%)
2020-21 リーグ戦143/307(46.6%) CS3/11(27.3%)
2021-22 リーグ戦 80/197(40.6%)
B1リーグ戦合計 600/1,396(43.0%)
チャンピオンシップ合計 14/37(37.8%)



(月刊バスケットボール)



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