月刊バスケットボール6月号

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2022.04.04

馬場雄大、NBLメルボルン復帰2試合目はスターターで登場し勝利に貢献

 オーストラリアのプロリーグNBLのメルボルン・ユナイテッドに復帰した馬場雄大が、4月4日夜に公式戦2試合目のパース・ワイルドキャッツとのアウェイ戦に臨んだ。馬場はこの試合でスターターとして登場、この試合の前まで平均23.6得点がNBL1位のガード、ブライス・コットンを徹底的に抑える役割を主に受け持ち、84-75の勝利に貢献した。


「NBLで最も難しい仕事」とも形容されるコットンのフェイスガードを受け持っていただけに、特に前半は馬場がオフェンスでボールに絡む機会がほとんどなかった。しかし第3Qには、馬場が3Pショットを成功させるシーンもやってきた。

 

 馬場はもう一人のガード、シェイ・イリとともにコットンを大いに苦しめ、アベレージを下回る18得点に抑えた。数字は17分44秒の出場で3Pショット2本中1本を決めての3得点に1アシストと決してビッグナンバーではなかったが、復帰2試合目で期待された仕事を一定以上できたと言ってよいだろう。アシストも、71-64の7点リードで迎えた第4Q残り6分3秒に、東京2020オリンピックでオーストラリア代表として銅メダルを獲得したガードのクリス・ゴールディングに3Pショットをおぜん立てしてリードを2ケタに乗せた価値ある1本だった。その後3つ目のファウルを吹かれた残り5分8秒にベンチに下がったが、以降の終盤は馬場に代わって入ったイリが、コットンに対する厳しいディフェンスに加えしぶといリバウンドやここぞの3Pショットで殊勲の大活躍を披露し、メルボルンが逃げ切った。

 


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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