【近畿インターハイ2015記者の目】チームを支える仕事人〜男子編〜
(リバウンド争いをする足立【=写真右】) 八村が君臨するインサイドにあって、八村との合わせや昨冬以降に磨いてきたドライブで得点できる。 またリバウンドやルーズボールにも絡み、決して目立たないものの明成に欠かせない選手だ。 八村、⑥納見悠仁、⑩三上侑希にどうしても目が行ってしまうが、これまで仕事人として活躍してきた。 桜丘⑥中尾良平も足立と同様だ。
(ゴール下からシュートを放つ中尾) スクリーンを使った2対2を軸に攻撃する桜丘は、それぞれの選手の連携が重要となる。 中尾はパスを受ける側だが、合わるタイミングが非常に絶妙。 体の身のこなしもうまく、準決勝の東山戦はコツコツと得点を挙げ20得点。 攻防ともに「いいところにいるな…」と感じることが多い。 得点力の高い選手が多い中、桜丘の屋台骨として支えている。 バスケットボールの醍醐味は、八村のような豪快なプレイや鈴木のような1対1からの得点だ。 ただ、足立と中尾のようなプレイヤーがいたからこそここまで勝ち上がり、安定した力を発揮してきた。 決勝ではこの2人の働きぶりにも注目したい。 (月刊バスケットボール編集部)