月刊バスケットボール6月号

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2022.03.15

安間志織所属のアイスフォーゲル、ブンデスリーガ2位でのプレーオフ進出が確定

 ドイツブンデスリーガは同国時間3月13日に行われた試合までの結果を持って、2021-22レギュラーシーズンを終了することを発表した。これにより、安間志織が所属するアイスフォーゲルUSCフライブルクは18勝7敗の成績で単独2位が確定。上位8チームで行うプレーオフでは、同7位のBCファーマサーブ・マーブルク(14勝10敗)とファーストラウンドを戦うことになった。

 

 プレーオフのファーストラウンドは現地の3月27日(月)からで、アイスフォーゲルはマーブルクと2戦先勝の3試合シリーズを戦う。両チームのレギュラーシーズンでの対戦は昨年11月に1度あり、このときはアイスフォーゲルが83-74で勝利した(2試合目はパンデミックの影響で中止)。安間はこの試合で13得点、1リバウンド、7アシスト、2スティールを記録して勝利に貢献している。

 

 安間は最終的に、レギュラーシーズンゲーム25試合すべてにスターターで出場し、平均18.3得点、5.3リバウンド、6.2アシスト、2.8スティールのアベレージを残した。このうち得点はチームハイ。リーグとしての個人表彰やスタッツリーダーの正式な発表はまだだが、この部門をはじめいくつかの部門で上位に名を連ねるものと思われる。開幕前のインタビューで明かした「単に日本人がやってきたという以上のインパクトを残したい」という意欲は、ここまで十分コート上で表現されている。

 

 アイスフォーゲルがもしも頂点にたどり着くとすれば、安間は日本とドイツで2年連続のチャンピオンシップ獲得ということになる。見逃せない勝負の季節がやってきた。

 

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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