月刊バスケットボール6月号

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2022.03.07

安間志織16得点実らずアイスフォーゲルは今シーズン初連敗

 安間志織が所属するドイツのブンデスリーガ、アイスフォーゲルUSCフライブルクが、日本時間3月7日0時(ドイツ時間6日16時)からヘルネTCとのアウェイゲームに臨んだ。安間は16得点、6リバウンド、5アシスト、2リバウンドと活躍したが、チームは59-75で敗れ、今シーズン初めての連敗。アイスフォーゲルの59得点は今シーズン最少だった。この敗戦で通算成績は18勝7敗。残り1試合を残し、リーグ3位のヘルネTC(16勝8敗)が相手だったこの試合は勝ちたいところだったが、単独2位の座は変わっていない。


試合は第1Qの開始から約6分過ぎまでは互角の展開で、アイスフォーゲルが8-7とリード。しかしアイスフォーゲルはここからヘルネTCに8点を連取され、以降劣勢に立たたされる。安間は序盤にアシスト2本を記録したあと、相手の連続得点を切るフリースローで初得点を記録するなど早い段階からアクティブだった。

アイスフォーゲルが良い流れを作ったのは第3Q。40-42と追い上げたこのクォーターの残り4分30秒過ぎに安間のボールプレッシャーが相手のターンオーバーを誘い、直後のタイムアウト明けのオフェンスでフォワードのハンナ・リトルがミドルジャンパーを沈めて42-42と一度は同点に追いついた。しかしその後は再びヘルネTCに流れを奪い返され、第4Qには最大で22点差まで引き離されてしまう。安間も最後の5分間はベンチに下がる展開になってしまった。


安間はここまでのレギュラーシーズンゲーム25試合すべてにスターターで出場し、平均18.3得点、5.3リバウンド、6.2アシスト、2.8スティールのアベレージ。次戦は日本時間3月14日0時(ドイツ時間13日16時)からのBCファーマサーブ・マーブルク(14勝10敗、7位)で、これがレギュラーシーズン最終戦となる。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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