月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2022.03.06

琉球ゴールデンキングスがBリーグ記録を更新する18連勝を達成

 3月5日にウカルちゃんアリーナ(滋賀県大津市)で行われた滋賀レイクスターズ対琉球ゴールデンキングスで、琉球が98-84で勝利を収め、2017-18シーズンにシーホース三河が樹立した17連勝を上回る18連勝を達成し、Bリーグ新記録を樹立した。琉球はこの勝利で今シーズンの通算成績を28勝3敗(勝率.903)とし、現在リーグ全体トップの成績となっている。


琉球のBリーグにおける連勝は、昨年11月14日の対群馬クレインサンダーズ戦から足掛け5ヵ月続いている(2月9日の天皇杯準決勝で千葉ジェッツに敗れたのみ)。その間に倒した相手は11クラブ。フロントラインのルーキー渡邉飛勇を開幕直前の故障(右橈骨頭骨折)で欠き、11月にはキャプテンを務める田代直希も左膝前十字靭帯断裂、左外側半月板損傷及び左大腿骨外顆骨挫傷という大きなアクシデントで離脱、さらにはジャック・クーリーもウイルス性肝炎1ヵ月以上プレーできない状況に陥る不運に見舞われながら、まさしくチーム一丸となっての快挙達成となった。

 

 

 この日の滋賀との試合は、琉球にとってアウェー5連戦の初戦。Bリーグの公式戦を戦うのは2月6日の三遠ネオフェニックスとの試合以来ほぼ1ヶ月ぶりだった。右足首三角靭帯及び三角骨周囲炎と診断された牧 隼利が欠場となったが、あらたに特別指定選手として加わった松本怜太まで登録された11人全員が出場。序盤からペースをつかみ先行逃げ切りの快勝となった。


トップスコアラーはフィールドゴール12本中8本とフリースロー10本すべてを成功させ26得点を記録したドウェイン・エバンス。エバンスはリバウンドも11本掴みダブルダブルを達成した。このほかクーリーが19得点に11リバウンド、アレン・ダーラムも12得点にチームハイの14リバウンドと琉球はフロントラインの3人がダブルダブルという力強い活躍を見せた。このほか岸本隆一が3Pショット10本中4本を決めての17得点、コー・フリッピンは10得点に5リバウンド、5アシスト、3スティールのオールラウンドな貢献が光った。

 

26得点でキングスの18連勝目に貢献したエバンス(写真/©B.LEAGUE)

 

 琉球は6日も滋賀と同会場で対戦。その後は広島へ移動し、3月9日(水)に広島ドラゴンフライズと対戦する予定だ。

 


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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