月刊バスケットボール6月号

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2022.03.02

FIBA女子ワールドカップ2022、3.3(木)に組み合わせ抽選会 - ロシア代表は除外

 日本時間3月3日午後17時から、シドニー(オーストラリア)でFIBA女子ワールドカップ2022組み合わせ抽選会が行われる。

 

 ワールドカップ本戦には、予選を勝ち抜いた12チームが出場することになっていたが、当初出場権を得ていたロシア代表は除外された。ロシアのウクライナ侵攻を受け、FIBAが発信した声明に、大会実行委員会が沿った形だ。



本戦にはロシア代表に代わる1チームが加わり、当初の予定と同じ12チームが世界の頂点を目指す。あらたに出場権を得るのがどのチームかは今後決定されることになっているが、実行委員会の発信した文面には、「ワシントンD.C./サント・ドミンゴ予選から」との記述がある。


☆FIBA女子ワールドカップ2022大会実行委員会発信の、ロシア代表代替チームに関する記述

ロシアのチームに関するFIBAの決定に従い、抽選会には地理的制約を受けずに決められる「未定」のチームが加わる。中央委員会はFIBA女子ワールドカップ2022に出場する理に適うチームを、ワシントンD.C./サント・ドミンゴ予選から決定する
Following FIBA's decision on Russian teams, the draw will feature a team "To Be Determined" (TBD), which will be drawn without geographical restriction. The Central Board will determine in due course the team from the Washington/Santo Domingo Qualifying Tournament that will participate in the FIBA Women's Basketball World Cup 2022.

※大会公式サイトの原文ページ大会公式サイトの原文ページ


ワシントンD.C./サント・ドミンゴ予選ではアメリカ、ベルギー、ロシア、プエルトリコの各代表が出場し、本戦出場を逃したのはプエルトリコ代表だけ。となると、代替チームはプエルトリコ代表ということになりそうだが、いずれにしても、最終的な発表は今後を待つ必要がある。


ワールドカップ本戦は、上記の代替チームを含む12チームが6チームずつ2つのグループ(A、B)に分かれて総当たりで順位を競い、上位4チームがノックアウト方式の決勝トーナメントに進む。組み合わせ抽選会では12チームがFIBA世界ランキングに基づいて2つの“ポット”に分けられ、そこからの抽選でグループA、Bに振り分けられていく。日本代表はセルビア、韓国、ナイジェリア、ボスニア・ヘルツェゴビナの各代表と、ロシア代表の代替チームとともにポット2に属している。


☆FIBA女子ワールドカップ2022出場チームと2つの抽選ポット(図/©FIBA.WWC)


FIBA女子ワールドカップ2022組み合わせ抽選会概要(FIBA公式YouTubeチャンネル)

 

 FIBA女子ワールドカップ2022は9月22日(木)から10月1日(土)まで。開催地は抽選会と同じシドニーだ。

 


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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