月刊バスケットボール5月号

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2022.02.14

安間志織がゲームハイ25得点、8アシストの活躍でアイスフォーゲルを6連勝に導く

 ドイツのブンデスリーガでアイスフォーゲルUSCフライブルクの一員としてプレーしている安間志織が、日本時間2月14日(ドイツ時間2月13日)の対TKハノーファー・ロクセ戦にスターターとして出場し、76-66の勝利に貢献した。安間は25得点、2リバウンド、8アシストに2スティール。得点とアシストはゲームハイの数字だった。


日本代表が大阪でボスニア・ヘルツェゴビナ代表に悔しい敗北を喫した約4時間後にティップオフを迎えたこの一戦で、安間は日本の女子バスケットボールファンを喜ばせるような活躍を序盤から披露した。先制の3Pショットで0-3とリードされた後、アグレッシブなペイントアタックからのステップスルーでファウルを誘い、フリースロー2本を沈めて初得点。2-8と先行されたても、味方の3Pショットへのアシスト、さらにはハイポスト周辺からのプルアップ・ジャンパーと速攻でファウルをもらって得たフリースローを1本成功させて8-8と追いつく。


ここまでの全得点に絡んだ安間は、第1Q残り4分を過ぎたところで3Pショットを決めて13-11とチームに初のリードをもたらすと、同残り1分28秒のプルアップ・ジャンパーで早くも2桁得点に到達した。

 


第2Qにはフォワードのハンナ・リトルとの“ギブ&ゴー”からレイアップを沈めて25-16とリードを広げると、視野の広さとスピードを生かして次々と味方の得点を演出。このクォーターにアシスト4本を記録してチームを勢いづけた。


47-33と14点リードして前半を終えたアイスフォーゲルは、第3Q開始から相手に7連続得点を許すなど点差を一桁に詰められ、最終クォーターには一時63-64と逆転される苦しい展開もあった。しかし、この場面では安間の逆転弾から13-2のランで試合を締めくくる。その間に安間はチーム最後のフィールドゴールを含む6得点とアシスト、リバウンド、スティール1ずつを記録していた。

 

 要所で安間の好プレーが飛び出したアイスフォーゲルは、順位が一つ下のライバルチームを下して6連勝。通算成績を17勝4敗としてリーグ2位を堅持した。


6試合ぶりに20得点越えの安間は、連続2桁得点が10試合まで伸びてきた。ここまでの21試合はすべてスターターで登場し、平均18.9得点、5.3リバウンド、6.5アシスト、2.9スティールと攻守に大黒柱の活躍を続けている。

 

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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