月刊バスケットボール5月号

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2022.01.20

安間志織がブンデスリーガで2度目のダブルダブル、アイスフォーゲルは40点差の大勝

 日本時間1月20日未明(ドイツ時間19日夜)に行われた女子ブンデスリーガのTSV1880ヴァッサーブルク対アイスフォーゲルUSCフライブルク戦で、安間志織がスターターとして出場。10得点と11アシストでドイツに渡ってから2度目となるダブルダブル(1度目はトリプルダブル)を記録し、アイスフォーゲルを98-58の大勝に導いた。安間はリバウンド7本とスティール5本も記録しており、攻守にわたりこの試合でも支配力の高さを発揮した。


この試合での安間は、開始早々アイスフォーゲルの9-2のランでアシスト2本、スティール1本を記録。第1Q半ばには右ウイングからのプルアップ・ジャンプショット、左ウイングからの3Pショット、さらに相手のドリブルをバックコートでスティールし、そのままカウンターアタックでレイアップを決め7連続得点を奪うなど、前半だけ9得点、5リバウンド、7アシスト、4スティールを記録していた。


この安間の活躍を軸に、アイスフォーゲルは出場した9人全員が得点を記録し、うち6人が2桁得点に達するバランスの良さでヴァッサーブルクを圧倒。日本時間17日(ドイツ時間16日)の対ルトロニック・スターズ・ケルターン戦に続く連勝で今シーズン13勝目(4敗)を手にし、同日予定されていた試合が中止となったTKハノーバー・ロクセ(12勝4敗)を0.5ゲーム差で上回り、単独2位の座を維持した。

 


安間はブンデスリーガにおけるここまでの17試合で19.8得点、5.7リバウンド、6.2アシスト。3.1スティールのアベレージ。2桁得点は6試合連続だ。2022年が明けてからの2試合では12.5得点、10.0アシストとアベレージ自体がダブルダブルに到達しており、あわせて5.5リバウンド、4.5スティールも記録する秀逸なパフォーマンスでアイスフォーゲルをけん引している。

 

 安間とアイスフォーゲルの次戦は、日本時間1月23日(日)未明に行われるバスキャッツUSCハイデルベルクとの一戦。現時点まで1勝15敗でリーグ最下位のチームだ。前回の対戦(昨年12月4日)では、安間は得点こそシーズンローの5得点だったが、ここまでのブンデスリーガにおけるキャリアハイとなる12アシストを記録して、90-52の勝利に貢献している。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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