月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.01.08

NBAオールスター投票はステフィン・カリーが全体トップ、東はケビン・デュラントが1位

 日本時間1月7日(北米時間6日)にNBAが、オールスター・ゲームのスターターを選出する投票の途中経過を発表した。第1回目となる今回は、今シーズンに入ってから3Pショットの歴代最多成功記録を塗り替え通算3,000本というマイルストーンも達成したステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が2,584,623票を獲得してリーグ全体のトップ。イースタンカンファレンスのプレーヤーでは、この途中経過発表当日時点でリーグ全体のスコアリングリーダーで、2,360,435票を集めたケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)が続いている。


今回の発表では、東西両カンファレンスのフロントコート、バックコートそれぞれについて、得票トップ10の名前が明らかになった。ウエストではカリーがバックコートでトップであるのに対し、フロントコートでは、今回選出されればコービー・ブライアントに並び歴代2位の18回目となるレブロン・ジェームズが2,018,725票でトップ。またイーストではデュラントがフロントコートのトップであるのに対し、バックコートでは年末年始をまたいで2夜連続で逆転ブザビータースリーを成功させ話題となったシカゴ・ブルズのデマー・デローザンが1,487,598票でトップだった。


今回発表された各カテゴリーのトップ10で、チーム別に最も人数が多かったのは、4人がランクインしたゴールデンステイト・ウォリアーズとブルックリン・ネッツ。ウォリアーズでは、長期故障欠場中で今シーズン1試合もプレーしていないクレイ・トンプソンがウエストのガード4位に入っている。またネッツでは、新型コロナウイルスのワクチン接種を拒絶したために発表当日にようやく今シーズン初めて公式戦出場を果たしたばかりのカイリー・アービングがイーストのガードで6位という経過だ。


八村 塁が所属するワシントン・ウィザーズからは一人もランクインしていない。また、渡邊雄太が所属するトロント・ラプターズでは、ポイントガードのフレッド・バンブリートがイーストのバックコート10位に唯一名を連ねている。


☆NBAオールスター投票2022 presented by Tissot 第1回途中経過
ウエスタンカンファレンス
フロントコート

レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ) 2,018,725票
ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ) 1,649,809票
ポール・ジョージ(ロサンゼルス・クリッパーズ) 1,072,591票
アンドリュー・ウィギンズ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ) 933,355票
ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ) 691,423票
アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ) 592,281票
カール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ) 474,794票
カーメロ・アンソニー(ロサンゼルス・レイカーズ) 319,128票
ルディー・ゴベア(ユタ・ジャズ) 218,819票
ディアンドレ・エイトン(フェニックス・サンズ) 177,115票


ガード


ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ) 2,584,623票
ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス) 787,690票
ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ) 669,033票
クレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ) 367,743票
デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ) 338,526票
クリス・ポール(フェニックス・サンズ) 315,912票
ドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ) 217,546票
デイミアン・リラード (ポートランド・トレイルブレイザーズ) 211,352票
ラッセル・ウェストブルック(ロサンゼルス・レイカーズ) 210,065票
アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ) 128,863票


イースタンカンファレンス
フロントコート


ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ) 2,360,435票
ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス) 2,145,835票
ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ) 1,236,060票
ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス) 643,970票
ジミー・バトラー(マイアミ・ヒート) 522,513票
ジャレット・アレン(クリーブランド・キャバリアーズ) 168,019票
バム・アデバヨ(マイアミ・ヒート) 141,693票
マイルズ・ブリッジズ(シャーロット・ホーネッツ) 122,554票
ラマーカス・オルドリッジ(ブルックリン・ネッツ) 111,318票
ニコラ・ブーチェビッチ(シカゴ・ブルズ) 92,936票


ガード


デマー・デローザン(シカゴ・ブルズ) 1,487,598票
ジェームズ・ハーデン(ブルックリン・ネッツ) 892,065票
トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス) 862,878票
ザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ) 776,043票
ラメロ・ボール(シャーロット・ホーネッツ) 422,247票
カイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ) 267,929票
デリック・ローズ(ニューヨーク・ニックス) 232,501票
タイラー・ヒーロー(マイアミ・ヒート) 122,224票
ダリアス・ガーランド(クリーブランド・キャバリアーズ) 119,399票
フレッド・バンブリート(トロント・ラプターズ) 108,529票


今回のオールスター投票は、NBAの全プレーヤーを対象として、NBA公式サイトやツイッターなどを通じて日本からも行うことができる。NBA公式サイトではオンライン上の投票用紙から24時間に1回、東西両カンファレンスのスターターのフルバロット(ガード2人とフロントコート3人)を提出することができる。


ツイッターでは、好みのNBAプレーヤーの名前をハッシュタグ付き(#FirstNameLastNameの形 例: #YutaWatanabe)で書き込むか、そのプレーヤーのツイッターハンドルネームを書き込み、#NBAAllStarのハッシュタグとともにツイート、リツイート、返信することで投票とみなされる。この方法でファンは1日に一人あたり10人まで、個別のプレーヤーの投票を行うことができる。


次回の投票経過発表は日本時間1月14日(北米時間13日)の予定だ。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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